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インタビュー

【RIZIN】大晦日の鐘を鳴らすのは? 伊澤星花「“繋がれた”感覚があった」×パク・シウ「MMA的には自分が抜きん出ている」、浜崎は左腕骨折の手術、アナスタシアは母国へ

2022/09/29 12:09

「2Rに腕を折った。テイクダウンができなかった」(浜崎)

 7月のGP1回戦では、師匠の藤井惠に勝利した元UFCファイター。そして、東日本大震災の日に戦う予定だったジェシカ・アギラーと対戦した浜崎。三日月蹴りを効かせての連打でダウンを奪い、テイクダウンからマウントを奪うなど、同世代対決でしっかり競り勝っている。

 今回の準決勝では、進境著しいパク・シウと対戦。9歳下のシウにニータップでテイクダウンを奪うも、得意の寝技に持ち込めず、1Rから右の蹴りを受けて左腕を赤く腫れさせると、2Rに左前腕を骨折。

 サウスポー構えから左の打撃を出せなくなるばかりか、組みでも力を入れられるはずもなく、最終回に右ストレートを被弾。判定で無念の準決勝敗退となった。

「負けてしまって応援してくれた皆さんにちょっと申し訳ないというか、自分自身情けない気持ちです。(パク・シウは)思っていた通り、強かったです」と淡々と語った浜崎。

 折れた腕で戦った後半戦、それはパク・シウに腕を潰されたともいえる。1R目に成功させたニータップは、2R目には防がれた。

 左腕を吊るして会見に応じた浜崎は、「テイクダウンに臨んだんですけど、結構こっち(傷めている左)側が痛くて肩の方も。テイクダウン、できなかったです」と、厳しい試合を振り返った。

「腕、折れちゃって。ちょっとすぐには練習もできないんで。手術になるかもしれないし(※27日に手術を行った)、骨を折ったのは初めてなので、とりあえずちょっとゆっくり休みたいですね。そんなに試合終わってすぐに休むことがなかったので、まあいい機会かと思います」

 2カ月置きのGPでは、日程や相手が決まる一方、欠場が出来ない難しさがある。女子MMAのなかで、柔道ベースに国内で無双する強さを見せて来た。天才的な動きのなかで、14年のキャリアを経ても、技術的にはまだまだ伸び代があるという。休養を経て、新たな境地でどう戦うか。

 決勝に進出した両者については、「打撃戦だったらパク・シウ選手の方が強いと思いけど、伊澤選手はどれくらいテイクダウンできるか。多分、寝技もパク選手はできるんですけど、極めの強さで言うとやっぱり伊澤選手だと思うので……そうですね、予想はちょっと難しいです」と、語っている。

 6カ月間で3試合を勝ち抜くGPで、最後に鐘を鳴らすのは、伊澤星花か、パク・シウか。

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