ビョン・ジェウン「韓国のフライ級で僕が一番強い」
▼第7試合 DEEPフライ級GP 1回戦 5分3R
×渋谷カズキ(高本道場)
[1R 4分46秒 ギロチンチョーク]
〇ビョン・ジェウン(フリー)
ジェウンは、MMA2勝2敗。寝技がベースで2016年にフェザー級で今成正和に判定勝ち。2018年には元谷友貴を打撃で苦しめており、その死闘で4度も顔の手術を行ったという激闘ファイターだ。2022年5月の福田龍彌戦で敗れたものの、判定まで持ち込んでいる。
渋谷は、MMA8勝10敗1分。強いグラップリングを武器に、2019年11月から4連勝。しかし、2021年2月の藤田大和との暫定王者決定戦でカーフキックを効かされ、3R、サッカーキックによりTKO負け。フライ級のベルトを逃している。2021年9月に元ストロー級王者の越智晴雄にテイクダウンを受けて判定負け。続く2022年4月に柴田“MONKEY”有哉に3R 三角絞めで敗れ、3連敗中だった。
試合は1R、ジェウンの詰めに引き込む形となった渋谷。クローズドガードの渋谷にジェウンはインサイドから左フック。渋谷は右手で左足をすくいにいくが左腕を枕にはがすジェウン。
ブレークから、右を振り組みにいく渋谷を、ジェウンはがぶりから首を抱え、ハーフガードからギロチンチョークへ。絞り上げ、寝技師・渋谷からタップを奪った。
ジェウン「絶対にトーナメント優勝します」
日本人の知人から日本語を習っているジェウンは、試合前にすべて日本語で、「元谷選手との試合後、大きな手術をしました。辛い瞬間も悲しい瞬間も、諦める瞬間もあったけど、夢を見てここまでやってきました。どんなに状況が苦しくても、どんなに大きな悲しみや苦痛が目の前にあっても、諦めなければ希望ができるということを、トーナメントで証明したいと思います」と語っていたが、今回の勝利後も日本語で「僕の名前はビョン・ジェウンです。いろんな準備をしてくれた皆さん、ありがとうございます。韓国のフライ級で僕が一番強いと思います。絶対にトーナメント優勝します。約束します!」と語り、ケージを後にした(※会場を退出していたため、バックステージでのコメントは無し)