キックボクシング
レポート

【GLORY】サディクがアデグブイを衝撃的なKOで返り討ち、海外初挑戦のRISE王者・直樹がダウンを奪われウォシクに敗れる

2022/08/21 03:08

▼ライト級 3分3R
〇ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア)
判定5-0 ※29-28, 29-28, 30-27, 30-27, 30-27
×ゲリック・ビレット(フランス)


 ストヤンはアマチュアムエタイ世界王者の実績があり、GLORYでは5勝4敗2分。ビレットはGLORYで4勝2敗。現在3連勝中でアグレッシブなスタイル。ローを得意とする。


 1R、ビレットは遠心力を活かした右ロー、左ローとローを蹴ってワンツーへつないでいく。ストヤンはジャブを突き、右ローを帰していくがビレットの右ローを何度ももらう。ストヤンが左ボディを打つとビレットもすぎに左ボディ。ビレットはパンチのコンビネーションから左右ローへ上手くつなぐ。ストヤンはジャブを突いて右ストレートを当てに行く。


 2R、ビレットが右ローを蹴ろうとすると過剰に反応するストヤン。ビレットはタイミングよく右ローをしっかり当て、ビレットはヒザと左ミドル、そして左ボディとボディを攻める。前に出るビレットは左右ロー、ストヤンも右ローを蹴り返して両者ともカットすることなく相手のローをもろにもらう。ストヤンはハイキック、顔面前蹴りと上にも蹴りを放つ。


 3R、ストヤンは長い距離でワンツーを打ち、そのまま接近してボディやアッパー&フック、そしてヒザ蹴りと距離に応じて流れるようなコンビネーション。ビレットもワンツーを繰り出すと、ストヤンは“もっと打ってこい”とカモンゼスチャーをして左右フックから右ハイキック。ストヤンはパンチ打って距離が近くなると肩で相手を押して距離を作り、再びパンチのコンビへとつないでいく。左右アッパー、左右フックとビレットのガードの隙間を狙い撃ちするストヤン。さらに前へ出てくるビレットを左手で回していなし、自分の攻撃を当てる。


 テクニックを見せつけたストヤンが判定5-0で勝利。リングには現ライト級王者のティジャニ・ベスティニがリングに上がり、コメントした。現在ランキング1位のストヤンはタイトル挑戦が濃厚視される。

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