▼GLORYミドル級(-85kg)タイトルマッチ 3分5R
〇ドノバン・ウィッセ(スリナム/王者)
判定5-0 ※50-44×5
×ジュリ・デ・ソウサ(ポルトガル/挑戦者)
※ウィッセが防衛に成功。
王者ウィッセは16勝(10KO)1敗の戦績で現在5連勝中。挑戦者のソウサは43勝6敗1分とキャリアにはかなりの差がある。
1R、ソウサは左右に構えをスイッチさせて様子をうかがうが、ウィッセはジャブを突いて距離を詰めての左右フック。ロープやコーナーを背負わされる場面が多いソウサ。両者とも様子を見る慎重な出足。5人のジャッジは全員が10-9でウィッセ。
2Rも前に出るのはウィッセでジャブを出しながらソウサにコーナーを背負わせる。ソウサの右ローに左右フックを合わせに行くウィッセだが、ソウサもスイッチしての左ストレートを合わせに来る。コーナーに詰めたウィッセは左右ボディとヒザ、ソウサはブロックを固めて耐える。コーナーを背負い続けるソウサはストレートの連打からバックハンドブローを繰り出すが、有効な攻撃にはならなかった。
3Rはソウサが左三日月蹴りからバックハンドブロー、これはヒジが当たったと減点を受ける。再開後、さらに圧力を強めるウィッセがジャブをボディへ打ち、右ストレート、左フックへつなぐ。このラウンドもロープやコーナーを背負わされるソウサ。ウィッセはワンツーをクリーンヒットさせ、左ボディも強くヒット。ソウサも手数を出して反撃するが、強いインパクトの攻撃には至らない。
4R、前に出るウィッセに左フックを合わせるソウサは飛びヒザ蹴りを繰り出してそのまま左右フック。ローの蹴り合いはウィッセが有利か。ウィッセは三日月蹴りと左ボディ、さらにヒザ、左ボディ。ソウサは組んでのヒザ蹴りが増える。ウィッセはジャブを顔面とボディへ打ち分け、右ローを強打する。
5R、ソウサは構えを左右に変えながら左右ストレート連打で前へ出るが、ウィッセの右ローをもらって後退。その後も右ローを狙い撃ちにするウィッセにソウサはパンチを返すが、ウィッセはしっかりブロックしてすぐに右ローをリターン。ステップで離れようとするソウサの先回りをするように進路を塞ぐウィッセは右ローでダメージを与えていく。
待ちの姿勢だったソウサのカウンターをもらうこともなく、ローでしっかりとダメージを与えたウィッセが相手に1ポイントも与えない完勝の判定5-0でタイトル防衛に成功した。