▼第5試合 キックルール 1分1R
×行虎
[判定0-3]
〇こめお
行虎は「BreakingDown」第5回大会のオーディションで、こめおを挑発し、乱闘騒ぎとなった選手。試合で因縁の対決となった。こめおは少年刑務所上がりで、初参戦では瓜田純士に敗北。前回大会のカウンタースタイルが朝倉未来からダメ出しを受けていた。
ともにサウスポー構えから。右を強振するこめおの打ち終わりに突進する行虎。こめおは前蹴りでこかすと首相撲ヒザを突く。行虎のスーパーマンパンチをかわすと、左右、アッパーと自ら攻め、最後は行虎をさばきゴング。
判定は3-0でこめおが勝利。朝倉未来は、「前回の反省点を活かして自分から行って。数字持ってますね、こめおは。オーディションを一番盛り上げる男」と評価。
試合後こめおは、「前回大会、勝ったけど批判の声も多くて出ようと。未来くんから『あんな試合つまらないから前に出て殴れ』と言われて、勝ちました。BreakingDownのバンタムの顔としてこれからも盛り上げていきます。以上です」と語った。
試合前にこめおは、第2代RISEスーパーライト級チャンピオンでK-1 WORLD GP 2014-65kg世界トーナメント準優勝などの実績を持つ左右田泰臣が主宰する「LIBERTAD」ジムで、ステップの基本から練習を重ねている。
「喧嘩」色を押し出し、「練習しない」ことを売りとするBreakingDownファイターのなかで、こめおはその努力を隠してはいない。
「数字を持つ」のはその生きざまをキャラクターとして打ち出した、周囲も含めた見せ方にある。試合までにどう興味を持たせるか。その意味で朝倉は「オーディションを一番盛り上げる男」と評している。強さだけを求めない「BreakingDown」の申し子は、今後、どんな「BreakingDownのバンタムの顔」になるか。