MMA
ニュース

【3150FIGHT】亀田興毅「この興行は“プラットフォーム”」=石井慧がプロボクシングデビュー、皇治の「ABEMAスペシャルマッチ」も

2022/08/15 14:08

石井慧「ミツロ選手の踏み台にもならない」

▼第7試合 ヘビー級 4回戦
◯サトシ・イシイ=石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)
[判定2-0] ※38-38、39-37、40-36
×高山秀峰(スパイダー根本)

 また、第7試合では、クロアチアで取得したボクシングライセンスで外国籍ボクサーとしてサトシ・イシイこと石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)が、JBCライセンスも取得し、C級にあたる4回戦の公式試合。

 プロ1勝(1KO)の高山秀峰(スパイダー根本)を相手に、前進する圧力と手数で勝り、4R 判定2-0(38-38, 39-37, 40-36)で勝利した。

 試合直後は「想像していたデビュー戦とは違った。今度は但馬 ブランドン ミツロ選手と戦いたい」と、対但馬戦を語ったものの、試合後のインタビューでは反省しきり。

 まずは対戦相手の高山に対し「110kgの体重と筋肉とスピードは想定通りでパンチも見えました。KOで負けるのはないなと思いました。フィジカルとカーディオ(スタミナ)だけは自分がよかった」としつつも、「K-1でハードパンチャーと呼ばれる選手(実方宏介)と戦ったこともあって、そのパンチくらいかなと思っていましたが、高山君が全然強くてパンチ力もあって、最初びっくりしました。足にもきて、ボクサーのパンチは違うんだなと感じました」と、パンチ力に舌を巻いた。

 続けて、対戦を希望した但馬について、「ミツロ選手の踏み台にもならない(苦笑)。やっぱり餅は餅屋。スパーリングと本当の試合というのは違うんだと思いましたし、相手も必死こくので。デビュー戦ですけれども全然ダメですね、自分自身。あれしかできないのでね、今。ああいう風に詰めてプレッシャーかける練習をしてきたので、それしかできないという。判定決着になって、石井=判定が消えていない。今みたいな試合では、青木真也をふりむかせられないですね。もっと軽いパンチとか強弱つけられるようになれればと思います」と課題を語った。

 今後については、「今回の挑戦した理由の一番はやってみたい。一回、触ってみたいという好奇心からでした。ボクシングは奥が深く楽しかったです。海外では絶対にやりたいと思っています。海外出場を目指し、成長できる相手との試合を重ねていきたいと思います。クロアチアではすぐ組めると思いますが、日本でやるにはJBCの皆さんのご理解が必要ですので、何卒よろしくお願いします。また頑張って行きます」と語った。

 敗れた高山は、石井のボクシングでの可能性について、「正直に言えば、4回戦、6回戦で止まるのではと思います。ミツロ選手とやるのはおそらく不可能」と語っている。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア