通常の発生型の会見には「乗ってこない」
榊原CEOは、「いまネットやSNSが普及するなかで、通常の発生型の会見をしてひな壇に座って頑張りますとか、どちらかというのいまの僕ら(RIZIN)の会見がテンプレートになってしまっていて、なかなかファンの人たちは乗ってこない。映像も拡散しない。結果、『THE MATCH』でも、拡散されたのはYA-MAN選手と芦澤(竜誠)選手の乱闘騒ぎで、そういうものがファンの人たちのTikTokとかも含めて拡散される時代。かといってそこにやらせをするわけにはいかんし、選手たちが“必然的にそうなるようなシチュエーション”を僕らがいろいろなプロモーションの機会を作り出せるようなアクションがあったらいいかなと思います。いろいろなトライアルをしたい。プロモーションのあり方を格闘技のコンテンツを作る我々が少し変えていく必要があるなと。
『BreakingDown』を見てて、彼らのやり方って、ある意味時代をとらえている。選手が戦ううえでの勝負論とか遺恨とかいろんなものが──当然、我々がやっているレギュラーシーズンでも結果を積み上げてきた選手同士が戦うスタイルは変わらないけど──SNSの使い方とかインフルエンサーの使い方とか、僕らももっと情報の拡散に関しては仕掛けようがあるし、やらなくてはいけない」と、今回のRIZIN・2部大会に向け、SNS時代の、コンテンツとしての格闘技の見せ方を見直していくと語った。
果たして、9月25日のRIZINは、どうなるか。すでにさいたまでの戦いに向けて、幕は落とされている。