キックボクシング
レポート

【ホーストカップ】小川翔がテーパプットと苦いドロー、MAMUTIが実方宏介に逆転KO、熊谷麻里奈と平塚大士が新王者に

2022/07/14 19:07

▼第7試合 60Kg契約 3分3R延長1R
〇泰良拓也(PFP/元HOOST CUP日本フェザー級王者)
判定3-0 ※29-26×2、29-27
×エディラヨ・イスマエル(TEAM ELMERALDA/KIC60Kg王者)


 エディラヨ・イスマエルは南米・西海岸にある赤道直下の国エクアルドル出身。ブラジリアン・タイのルートでの来日だったが、この国からは来日第1号のファイターだろう。果たしてイスマエルは期待に違わぬ動きをみせた。ダイナミックな後ろ回し蹴りで場内を大きくどよめかせたかと思えば、スリップダウンした泰良拓也に殴り掛かろうとするなど旺盛な闘争本能を見せる。


 しかし2Rになると、泰良のローで削られたことが原因なのか失速。「(2度目の)ローブローを受けた」と主張して倒れたまま休もうとすると、レフェリーからすぐにファイトを要求されたあたりから様子をおかしくなっていく。


 3Rになると、泰良のラッシュに防戦一方になってしまう。そして前のめりになったところにミドルの軌道の蹴りを顔面に受け、先制のダウンを喫した。こうなったら泰良の勢いは止まらない。右の3連打で2度目のダウンを奪う。判定3-0で勝利を収めた泰良は「今日は(2試合後に)ライト級の王座決定戦がある。いい勝ち方をして次の挑戦者として名乗りをあげたかった」と控えめにアピールした。


 次回HOOST CUPは10月16日に泰良の地元京都で開催される予定。そこでビッグチャンスが訪れるか。敗れたイスマエルも磨けば光るタイプ。“エクアドルの鳥人”としての再登場に期待したい。

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