▼トリプルセミファイナル2(第9試合)日本ライト級王座決定戦 3分5R延長1R
×HIRO・YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
判定0-3 ※48-50×3
〇平塚大士(チームドラゴン/RISEスーパーフェザー級4位)
※平塚が新王座に就く。
マキ・ピンサヤームの王座返上により、絶好調同士の王座決定戦が組まれた。HIRO・YAMATOは去る5月2日のNJKF川崎大会で梅沢武彦を撃破してNJKFスーパーフェザー級王者になったばかり。対する平塚大士は昨年2月にYA-MANを撃破したことで知られ、その後出身地(愛知県)を拠点とするHOOST CUPに参戦すると4連勝をマーク。今回のチャンスを掴んだ。
両者は昨年昨年10月のHOOST CUP京都対決で初めて拳を交わし、平塚が勝利を収めている。1Rは平塚が左のインローを中心にHIROの下半身を削っていく展開に。HIROは右の関節蹴りで相手の突進を止めようとするものの打開策には至らない。逆に平塚は両腕で顔面をガッチリと固めながらじりじりと前に出る“平塚スタイル”で試合の主導権を掌握する。 ラウンドが進むにつれ、HIROはときおり構えをスイッチするなどダメージを隠せない。5Rになると必死に反撃を試みるも、時既に遅し。3Rと4Rに明らかにポイントをとられ、0-3の判定で敗れた。
プロになって約10年、初めてチャンピオンベルトを巻いた平塚はマイクを握ると、中学生のときに亡くなった母への感謝を口にした。「絶対ベルトを母の墓前に持っていくと心に誓っていたのでうれしい。ママ、やったよ、ありがとう」