▼第8試合 Bigbangスーパーバンタム級王座次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
〇一航(新興ムエタイジム/元WBCムエタイ日本統一バンタム級王者、元NJKF同級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28×2
×蘭丸(team AKATSUKI)
一航は2019年4月の『BOM』でWMC日本バンタム級王座、11月の『NJKF』でNJKF同級王座を獲得して高校生二冠王者を達成すると、2020年9月にはINNOVATION三階級王者の岩浪悠弥とWBCムエタイ日本統一王座を懸けて対戦。チェアマン判定で王座を獲得して三冠王となった。2021年2月にはRISEに参戦して大崎一貴と対戦、判定2-0で敗れるも大崎を蹴りで苦しめている。今年2月のK-1では「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に参戦したが璃明武に敗れている。
蘭丸はここまで6勝(3KO)無敗の新鋭ファイターで、番狂わせを狙う。
1R、ワンツーの連打で前に出る蘭丸が最初に仕掛ける。一航はロープを背負いながらも左フックを返し、右ローを蹴る。距離感をつかんできたか、一航は蘭丸のパンチをかわしながら右ロー、左インロー、左フック、右のカウンターを当てに行く。距離を詰めてパンチを打つ蘭丸に一航は右ストレート&左フック、離れると右ロー。近寄ってくる蘭丸に左ヒザを突き刺した。
2Rが始まってすぐ、一航は右ストレートから強い左ボディブロー。蘭丸は接近して距離を潰してパンチを打ち、一航は前蹴りで突き放して右ロー。ジャブと前蹴りで距離をとる一航は左ボディ、左アッパーも打ち込む。前に出る蘭丸だがヒットを奪うのは一航。右ローを主軸に左ミドル、前蹴り、右ロー、左ヒザ。
3R、前に出てパンチで攻めようとする蘭丸に、上下を打ち分け、蹴り分ける一航。コンビネーションを回転させ、接近するとヒザ蹴り。蘭丸も飛びヒザ蹴りを発射させ、意表を突く右ハイで一航をヒヤッとさせるが、左フックと左右ボディ、そして右ローでヒットを奪っていく。左ボディの3連打、右ストレートを被弾しながらも蘭丸は最後まで前へ出続けた。