キックボクシング
レポート

【ビッグバン】城戸康裕が11年ぶり復活SHIRASUに辛勝、ジョージと喜多村誠はドロー、山際和希が判定勝ち

2022/06/12 21:06

▼セミファイナル(第10試合)67kg契約 3分3R
〇山際和希(谷山ジム/第7代Krushウェルター級王者)
判定2-0 ※29-29、30-28、30-29
×野村太一(K.B スポーツジム)


 山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に君臨。しかし、王者として臨んだ11月の『Bigbang』でFUMIYAにKO負けを喫し、続く2021年1月の初防衛戦で加藤虎於奈に敗れて王座を失った。6月のKrushで寧仁太・アリ、8月のBigbangでFUMIYA、今年2月のK-1では中野滉太に敗れ現在泥沼の4連敗中。戦績は33勝(14KO)19敗4分。野村はプロ5戦5勝と無敗の新鋭だ。


 1R、ジャブと右ミドル&ローの山際に野村は力強い左フック、右ストレートを繰り出すが山際は当てさせない。野村のパンチをよく見てかわしながら山際は右ボディストレートを突き刺し、左ミドルを蹴る。さらにジャブ、右ロー、左ミドルと完全に距離を支配する山際。


 2Rも野村のパンチ、蹴りをかわしてジャブ、前蹴り、右ローで距離を保つ山際。野村は組み付くと投げを見舞うラフファイトを見せる。山際の左ミドルに右フックを合わせ、左フックで飛び込んでいく野村。荒々しい野村の攻撃に山際はもらう場面が増え、1Rのようには試合が進まない。


 3R、左フックで飛び込む野村へ逆に山際が右フック。ガムシャラに攻める野村に山際は戦いづらいのか、一発打っては組み付くことを繰り返す。前に出る野村に組み付く山際だったが、判定2-0で勝利を収めた。



 山際は「もう少し強いところを見せたかったんですが、しょぼい試合になってすいません。前回K-1で負けてしまい、攻めが足りないと思って自分から攻めることを意識してやったんですけれど、まだ練習が足りないので攻めるスタイルをもっと練習していきます」と、スタイルを作り直しているところだと語った。


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