▼第9試合 Bigbangフェザー級王座次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
〇竹内賢一(Ten Clover Gym 世田谷/前Bigbangフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-28
×龍斗(team NOVA)
竹内はJ-NETWORKアマチュア全日本選手権において当時の最年少記録となる中学1年でバンタム級優勝を飾ると、翌年は中学2年でフェザー級も制して2年連続の優勝。アマチュアで50戦以上を経験し、中学3年でホーストカップにてプロデビュー。その後は新日本キック、J-NETWORK、Krush、シュートボクシング、RISE、NJKFとルールを問わず様々なリングに上がる。2020年2月にはRIZINにも参戦し、ダウンを奪って勝利。2021年3月のBigbangでは龍斗との王座決定戦を制し、プロ初のタイトルを獲得した。しかし7月のKNOCK OUTで安本晴翔にKO負け、11月の初防衛戦で稲垣澪に敗れて王座を失った。
龍斗はKrushを主戦場にし、勝ったり負けたりを繰り返して6勝13敗2分の戦績。ここ2試合は連敗を喫している。前日計量で650グラムオーバーのため減点1からのスタート。
1R、サウスポーで軽快なステップを踏む竹内に、龍斗は前蹴りで太ももを蹴る変わった技を見せて前へ出る。竹内は右ミドルと左ボディ。
2R、右カーフを蹴る竹内に龍斗は左ストレート。さらに前へ出て右ストレートを当てていく。竹内は回り込んでワンツーの連打を繰り出すが、龍斗のヒザをボディへもらう。このラウンドも龍斗は足への前蹴りを多用した。
3Rも龍斗は前に出て左三日月蹴り、右ストレート、飛びヒザ蹴りと攻め、右ストレートで竹内をグラつかせるが、その直後に竹内の左ストレートを連続被弾。オーソドックスになった竹内は強気にワンツーの連打で前へ出ていき、龍斗を下がらせる。竹内の右ストレートを被弾して顏が血まみれとなった龍斗だが、顔面へバックキックを放って竹内をヒヤッとさせた。
判定は減点もあり、判定3-0で竹内が勝利。稲垣との再戦へコマを進めた。竹内はマイクを持つと「Bigbangチャンピオンの稲垣選手、11月、絶対に僕がベルトを獲り返すので待っていてください」と王座奪回を宣言した。