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【修斗】西川大和が1R 5分ジャストでフィニッシュ勝利「次はRIZINでストラッサーさん、やりましょう」、中村未来は判定勝ち、泰斗が一本勝ち、竹原魁晟が阿仁鬼に34秒勝利、ソルトが和田千聖に判定勝ち

2022/06/05 14:06

▼セミファイナル 第12試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
〇中村未来(勝ち点4/マルスジム)47.3kg
[判定3-0] ※20-18×2, 20-17

×加藤春菜(勝ち点1/NASCER DO SOL)47.1kg

 熱戦が展開されている「インフィニティリーグ2022女子アトム級」公式戦、札幌出身の中村未来(マルスジム)と、岐阜の加藤春菜(NACSER DO SOL)が対戦。

 中村は高い殺傷能力で倒せる打撃が武器の“北のストライカー”。スーパーアトム級で戦ってきたが、新階級設立に伴い、階級を落として今回のリーグ戦にエントリー。プロデビュー当時のアトム級で再起なるか。

 コロナ禍の2020年に3試合、2021年も4試合を戦っており、2月に平田樹に2R TKO負け後、5月に北野きゅうに2R TKO勝ちも7月にSARAMIに2R TKO負け。11月に澤田千優に判定0-2で2連敗を喫した。しかし、2022年1月の前戦では小生由紀に判定勝ちで勝ち点2を掴んでいる。

 対する加藤は、2022年1月に久遠に腕十字で一本負けも、4月に小生由紀と判定1-0のドロー。初白星を目指す。リーグ戦トップは2勝の澤田で勝ち点「5」。

中村未来
「マルスジム所属の中村未来です。今回の修斗アトム級トーナメントは私のためのトーナメントだと思っています。しっかり勝って勝ち点を追加させてもらおうと思います」

加藤春菜
「岐阜県から来たNASCER DO SOLの加藤春奈です。今回の試合は前回の反省点を活かし、面白い試合をしたいと思います。応援よろしくお願いします」

 1R、勝ち点を見据え早期勝負を狙う両者。サウスポー構えの中村、オーソドックス構えの加藤は細かく左右にステップする。後ろ蹴りを見せた中村。加藤は右で飛び込み。中村も左で詰めるが回る加藤は頭を振る。

 中村の蹴りに右ストレートを合わせる加藤。左に軸をずらして右を打ちこむ。左から右で詰める中村。右のサイドキックから組んで首相撲ヒザ。左で差す加藤に回す中村がヒジ狙い。

 スタンドで右のサイドキックを打つ中村。さらに詰めて小外がけテイクダウンは中村! 下からすぐに腕十字を狙う加藤をさばいてサイドを奪う中村。左腕をアメリカーナ狙い。ここで体を起こした加藤にバックに回る中村。足が入らず。立ち上がる加藤。すぐに詰める中村は前蹴り、左右で前に。ともに組んでのヒザでブザー。

 2R、加藤の右の蹴りを掴んで早々にテイクダウンを奪う中村。足を効かせて戻そうとする加藤にアタックを続けハーフになる中村。右で脇差しパス狙いから細かいパウンドを打つ。

 脇腹にヒジ、パンチを打つ中村。パス狙いも抜かせない加藤。パウンドから後ろ袈裟、パスした中村が、サイドから顔面にヒジ! 右腕を踏みつけ右手で鉄槌の中村! 亀になる加藤に中村はアームインギロチンチョークへ。右腕を首側に入れる加藤が上からパスを狙ったところでブザー。

 極めに行った中村、凌いだ加藤。判定は3-0(20-18×2, 20-17)で中村が勝利。勝ち点は「2」を追加し勝ち点「4」で久遠に並んだ。

 試合後、中村は、「いま私は修斗の初代アトム級のトーナメントに出ています。3戦目でちょっと勝ち方が納得いかない勝ち方なので、やり直さないといけない、またいちから頑張りたいと思います」と語った。

「私のためのトーナメント」と語った中村がリーグ優勝を目指すためには、11月の試合で1R勝利がマストとなる。

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