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【UFC】王座剥奪のオリベイラがゲイジーに逆転一本勝ちで王座決定戦へ、エスパルザが女子ストロー級新王者に。チャンドラーがファーガソンを前蹴りKO! ショーグン敗れる。注目フライ級でロイヴァルが9つ目の1R一本勝ち=『UFC274』

2022/05/08 10:05

▼ライト級 5分3R
〇マイケル・チャンドラー(米国)23勝7敗(UFC2勝2敗)
[2R 0分17秒 KO] ※右上段前蹴り

×トニー・ファーガソン(米国)25勝7敗(UFC15勝5敗)

 元Bellator王者、現UFCライト級5位のチャンドラーは、オクタゴンでダン・フッカーに1R TKO勝ち以降、メインで戦うシャーウス・オリヴェイラ、ジャスティン・ゲイジーに連敗。7位のファーガソンは自身初の3連敗中。12連勝でライト級暫定王座を獲得も、ゲイジー、オリヴェイラに敗れ、前戦は下位のベネイル・ダリウシュ判定負けした。

 1R、オーソドックス構えのチャンドラー、サウスポーから入るファーガソンだが、オーソドックスに戻す。サウスポー構えから左ハイを見せたファーガソン。チャンドラーは右ローを当て、右ヒジも。ファーガソンの右からの左ストレートにダウンを喫するもすぐに立ち上がる。金網背に左を返すチャンドラー。右ボディストレート、さらに右カーフキックも。

 チャンドラーの右ボディに左を狙うファーガソン。前蹴りも。しかしダブルレッグテイクダウンはチャンドラー! 引っこ抜かれたファーガソンは下からガード。腕十字狙い。させないチャンドラーは中腰からパウンドを狙うが、腰に足をあてるファーガソンは蹴り上げ狙い。すぐについていくチャンドラーはインサイドからパウンド! ファーガソンは三角狙いも組ませないチャンドラーはファーガソンが上体を立てようとすると剥がして中央入りパウンドでブザー。ファーガソンは左瞼から若干の出血。

 2R、チャンドラーの詰めにサークリングしたファーガソン。詰めるチャンドラーは、下から右前蹴りの中足をアゴに突き上げ、ファーガソンがダウン! 逆転勝利のチャンドラーはバック宙3連発後、ケージの上に乗り、歓喜。息子ハップ君の緑のシャツが見えた瞬間、感極まる表情を見せた。

 試合後、チャンドラーはオクタゴンのなかで、「最高だよ。あまり練習せずに決めた。アッパーのファイクも入れた。ファンもみんなもこんな試合を見たことないかもしれないけど、ファーガソンが弱いんじゃない、自分が蹴りを当てたんだ。カムバックの準備は出来た。メインイベントで試合をしたい。リマッチだ。オリヴェイラ、ゲイジーでもいい。絶対にどこかでタイトルマッチだ。あとひとつ、コナー・マクレガーも戻って来い。俺が最強のエンターテイナーだ! 待ってるぜ」と叫んだ。

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