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【DEEP JEWELS】中井りんがTKO勝ち、富松が古瀬に一本勝ち。本野美樹は長野美香破る金星! RIZIN帰りのあい、川村虹花は明暗分ける=6.9 DEEP JEWELS 24

2019/06/09 18:06

▼第2試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
×國保小枝(48.60kg/和術慧舟會船橋道場)
[判定0-3]※18-20×2,19-19マスト判定永尾

◯永尾音波(48.85kg/AACC)

國保「前回は打撃で負けたので打撃に力を入れてきました。」

永尾「練習してきたので必ず一本かKOで沈めたい」

3月大会であいのパウンドに敗れた國保小枝は和術慧舟會船橋道場所属のグラップラー。対する永尾はAACC所属。アマチュアキックボクシング出身で3月のDEEPでは相撲歴10年の吉川桃加との殴り合いを制している。

オーソドックス構えから左ハイは永尾。組み技勝負の國保はダブルレッグテイクダウンもコーナー背に立つ永尾がヒザ蹴り効かす。続く國保のシングルレッグテイクダウンにも、自陣コーナーの浜崎朱加の声にブリッジでリバーサル。上を取り返す。2R、左ジャブ、左の蹴り当てる永尾。さらに右ハイも。國保は四つから小外テイクダウンするが、ロープ際でブレークと勘違いし自ら体離した際で、國保が立つ。判定は3-0で永尾音波が勝利した。

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▼第1試合 DEEP JEWELSストロー級 5分2R
×山口さゆり(52.75kg→再計量/和術慧舟會HEARTS)
[2R 2分45秒 リアネイキドチョーク]

◯あい(52.35kg/KRAZY BEE)

山口「50gオーバーしてしまいすみませんでした(※再計量クリア)。RIZINに出ているあい選手と戦えて光栄です。第一試合から盛り上がる試合をします」

あい「新しい技を色々練習してきているので。それを見せられるように頑張ります」



山口はグラップリングルール(打撃無しの組み技限定ルール)での試合を経て、プロへ。DEEP JEWELS参戦当初は勝ち星に恵まれなかったが、2018年9月大会でMAOの打撃を寝技で封じ込み初勝利。続く12月大会では『ONE』の人材育成大会『ONE Warrior Series』に参戦中の鈴木祐子にも判定勝ちし、2連勝を飾ったが、4月28日の『DEEP CAGE IMPACT 2019 in OSAKA』では長身の赤林檎に判定負けしており、今回が再起戦となる。

対するあいは、レスリングでインターハイとインカレの優勝歴を持ち、世界学生選手権で3位。2016年の「第23回全日本アマチュア修斗選手権」女子ミニマム級(47.6kg以下)で優勝し、AbemaTV「格闘代理戦争」を経て、プロデビュー。2018年年末に「RIZIN 平成最後のやれんのか!」で仮面女子の川村虹花に1R パウンドでTKO勝利し、2019年3月の國保小枝との対戦では、プロデビューの國保を打撃でダウンを奪い、パウンドアウト。2連勝を飾っている。

山口は左右スイッチはするものの得意の右で近づき組んで勝負するグラップラー。レスリング力ではあいに劣るが、粘り強いボディロックからの壁レスリング、バックテイクに磨きをかけており、しっかり抑え込んでポジションを奪いたい。

対するあいはレスリングベースの強い体幹を活かし、打撃でも急成長中。レスリングゆずりのサウスポー構えからの左の前蹴り、さらにワンツーの左で國保をTKOに下している。

互いにベースは組み技。打撃の成長度、MMAでのテイクダウン、ポジショニングが問われる一戦となりそうだ。

1R、オーソドックス構えのあいは右フックを振って近づくが、レスリング出身でサウスポー構えのあいは左ストレート。

あいは、右で巻いた首投げでテイクダウンすると、バックに回られないように引手を引き、袈裟から正対して上に。

山口はハーフガード。パウンドを打つあいにニーシールドで距離を取り、あいの強いパウンド狙いで空いたスペースで立ち上がる。

2度目も首投げはあい。正対際でマウントを奪い、パウンド! 亀から立つ山口をコーナー押し付け、際の打撃も当てる。

2R、あいはダブルレッグテイクダウン! パウンドするあいはディープハーフから潜ろうとする山口をしっかり潰しマウント、リアネイキドチョークを極めた!

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