▼第8試合 DEEPバンタム級 5分2R
〇海飛(和術慧舟會HEARTS)61.60kg
[2R TKO]
×牧野滉風(柔術&MMAアカデミーG-face)61.65kg
海飛こと吉村海飛は、極真会館山口支部出身。2015年に全日本高校生空手道選手権で優勝し、その後はTEAM TEPPENでアマキックを経験。現在は、大沢ケンジ代表率いる和術慧舟會HEARTS所属で、2020年12月のPANCRASEアマチュア全日本オープントーナメントライト級優勝。さらに2021年3月のDEEPフューチャーキングトーナメントフェザー級でも優勝し、この2つのトーナメントで7試合連続KO勝ちをマークした。
その後、『格闘DREAMERS』で漆間蒋生にスプリット判定勝利。6月19日の「DEEP TOKYO」では、山口コウタのテイクダウンに苦しみながらも、サウスポー構えからの右の蹴りを当て、最後はギロチンチョークで一本勝ちし、DEEP本戦初勝利を飾った。しかし2021年7月のDEEP2戦目で佐藤拳駿のギロチンチョークに捕まり、スプリット判定負けで初黒星。続く2021年10月のDEEPでも平松翔の右フックに1R 63秒、TKO負けを喫している。
対する牧野は、2021年5月のPANCRASEネオブラッドトーナメント・フェザー級1DAY4人トーナメント1回戦で星野豊に判定勝ちも同日の決勝で三宅輝砂にリアネイキドチョークで一本負け。2021年12月の前戦でDEEPデビューし、小川顕広に2R、左跳びヒザ蹴りでKO勝ちしている。
1R、サウスポー構えから前足の右の蹴りで牽制の海飛。牧野はじりじりと圧力をかけて右ハイで牽制。右周りの海飛は右ロー。そこに牧野は右ストレートを合わせる。
右を突いてニータップで押し込み右ローまで繋ぐ牧野。離れる海飛。牧野の蹴り足を取ろうとする。左ミドルを当てる海飛! さらに右ミドル、左ミドルも。ブロッキングする牧野もじりじりと詰めると右ミドルを返す。頭を振り子に右ハイを繰り出す牧野。ブロックする海飛。
2R、右ロー、左ミドルと左右で蹴りの海飛。右に回り、入ると、そこに牧野も左ストレートを狙う。海飛のローブロー。再開。「相手は正面でやりたいんだよ」という大沢ケンジ代表の声に右に回る海飛。今度は牧野のローブロー。再開。
右ミドルから右ストレートのスーパーマンパンチに繋ぐ牧野。しかし、手数をまとめる海飛は先に仕掛けると、ラッシュ。金網に詰めると、そこに牧野は右を繰り出すもバランスを崩す。そこを海飛が逃さず。一気に左右をまとめヒザ蹴りでダウンを奪い、パウンドでフィニッシュした。