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EXFIGHT.4
2月27日(日) 18時からABEMA格闘チャンネルにて配信
▼フェザー級 5分3R
×狩野 優(TRIBE TOKYO M.M.A.)
[判定0-3] ※28-29, 27-30×2
〇河名マスト(ロータス世田谷)
TRIBE TOKYO M.M.A.の狩野はMMA4勝1敗。2020年ネオブラッド・トーナメントライト級優勝者で、現PANCRASEフェザー級7位。2020年7月に鹿志村仁之介を1R TKO、9月に中田大貴に判定勝ちと実力者相手に2連勝後、2020年12月に中川皓貴に「TTF Challenge 09」で判定負けで初黒星。しかし、2021年6月に林優作を、同年10月に名田英平をいずれもリアネイキドチョークで極めている。
対する河名はロータス世田谷所属。レスリンググレコローマンで、2017年U-23世界選手権59kg級金メダル、2015年世界ジュニア60kg級銅メダル。専修大学時代に全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権も制している。東京五輪レースでは、文田健一郎、太田忍に次いで3番手につけていた強豪レスラーだ。
2021年7月のMMAデビュー戦でジェイク・ウィルキンスの左ハイを受けてのカットで延長Rに逆転負けを喫したものの、10月の「Road to ONE」新関猛起戦で再三のテイクダウンからリアネイキドチョークで一本勝ち。12月の3戦目では森崇純をテイクダウンからのパウンドで1R TKO。さらに前戦2022年1月23日の石渡伸太郎 引退興行では、CAVEの鬼神光司に判定勝ちで3連勝中。7カ月で5試合というハイペースで、白星を積み上げている。
1R、サウスポー構えの狩野は左ハイ! オーソドックス構えの河名は左をおっつけて四つに組むと、金網に押し込み。右ヒジを狙う狩野。河名はこつこつヒザを突く。左ヒザを突く河名だが、体を入れ替えた狩野は右で差して四つ。しかしその体の入れ替えで四つで投げたのは河名! 立ち際、下から腕十字を狙う狩野は、そのエスケープに立ち上がり。しかしボディロックする河名はバックに投げて崩し、すぐに立つ狩野になおもボディロックから後方に投げるが、そこで下から腕十字は狩野! クラッチして防ぐ河名に頭も三角で巻き込む狩野。ブザー。
2R、中央を取る狩野は左ストレート。間合いを潰す河名はかんぬきで押し込む。しかし体を入れ替える狩野はボディロックから背後に投げて、立ち上がり際にたすきから引き込んでバックへ。しかし4の字は組ませなかった河名は右足をかけた狩野に上体を立てて下に落とすことに成功!
スタンドで左ミドルを打つ狩野。その2発目を潰した河名が上に。下から腕十字、三角を狙う狩野をつぶしてコントロールする河名。狩野のブリッジも潰してがぶるが、背中を譲って立つ狩野。アームロック狙いで回そうとするが、ついていって潰した河名がボディロックからテイクダウン! 足をかけて横三角を狙う狩野に立つ河名。詰める狩野は左を狙うが回る河名。
3R、左ハイを突く狩野。バックステップでかわす河名が前に圧力をかける。右で飛び込んで河名! しかし狩野も打ち返し。河名は左ジャブを当ててからボディロック、テイクダウン! 立ち上がる狩野をなおも潰す河名は、狩野の下からの腕十字もいなして立ち際にボディロック。背後からヒザを突く河名はボディロックで崩してテイクダウン! なおも下からの狩野の腕十字にヒジを抜くと、ここもボディロックしてコントロール! 崩して立ち際に右ヒザ! 何とか正対する狩野だが右目尻から出血。
左で差して押し込む河名は。狩野の脇を潜り、スタンドバックへ。ここは正対した狩野が突き放し前へ。河名は前進からの右をヒット! しかしここは狩野が右を当て、さらに左も当てて河名のアゴを上げさせるが、ブザー。河名は両手を叩いて、勝利を確信か。
判定は3-0(29-28, 30-27×2)で、プロ3勝1敗の河名が、4勝1敗の狩野を撃破! 試合後、河名は「ありがとうございます。僕にはこれしかできません。ですが、これを4月24日のLDH『POUND STORM』のファンの前で見せたいと思います!」と、力強く出場をアピールした。
外国人選手の招聘も検討される『POUND STORM』に向け、解説の高橋遼伍(※3.26『ONE X』アミール・カーンと対戦)は、「『POUND STORM』で河名選手の相手が誰になるか、中村倫也選手との親友対決も…」と、レスリングトップ勢の活躍に期待を膨らませた。