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レポート

【Bellator】レスリングと柔術は防御のみ、ストーレーが打撃戦を制し、ネイマンに判定勝ち、コレシュコフが鮮烈バックキックTKO! キングが無敗ゴザリを降す

2022/02/20 09:02

【コ・メインイベント】

▼ウェルター級 5分3R
〇アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)171lbs/77.56kg
[1R 0分38秒 TKO] ※スピニングバックキック

×チャンス・レンカウンター(米国)169.5lbs/76.88kg

 コ・メインで、現UFCのチディ・ンジョクアニを1R TKOに降しているアンドレイ・コレシュコフと、元UFCのチャンス・レンカンターが対戦。

 元王者のコレシュコフは、2019年10月にロレンツ・ラーキンにスプリット判定負けも、2021年2月に地元ロシアのAMCで一本勝ち、2021年8月にBellatorでサバ・ホマシに判定勝ちしている。

 レンカウンターは2016年から2017年にBellatorに参戦。ジャスティン・ピーターソンに1勝1敗で、サークルケージで2勝を挙げている。2018年からUFCに参戦し2勝2敗、カイル・スチュワート、イズマイル・ナヂエフに勝利もベラル・ムハマドとライマン・グッドに敗れている。

 1R、オーソドックス構えのコレシュコフ、サウスポー構えのレンカウンター。喧嘩四つの前手争いから、レンカウンターは前進して組みに。そこにコレシュコフはレバーにカウンターの後ろ蹴り!

 脇腹を押さえて倒れたままのレンカウンターにコレシュコフは鉄槌。くの字になり5連打を浴び続けたレンカウンターを見て、レフェリーがようやく間に入った。38秒、TKO勝ち。

 試合後、「スピンキックはトラディショナルなんだ。次は7位のポール・デイリーとロンドンで戦いたい。彼はレスリングが苦手だろ? スタンドで戦ってやる」と蹴りでKO勝ちしたコレシュコフは語った。

 コレシュコフが決めたバックキック。一般的に「後ろ廻し蹴り」は、上半身を回してから、踵・あるいは足の側面から入って蹴り足を回して蹴る。

 対して「後ろ蹴り」は、相手に対して尻を向けた状態で、回さずに真っすぐ足を突く。打突点は足の平、もしくは踵。特に脇腹に踵が当たるとダメージは大きく、今回のコレシュコフの蹴りは、まさしく急所を狙い撃ちした形だった。

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