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朝倉兄弟の立ち技戦の可能性は?「6月の『天心vs.武尊』大会の方向性はほぼコンセプトも固まっている」「RIZIN側から総合格闘家が挑むことも」(榊原CEO)

2022/02/02 20:02

朝倉未来「オープンフィンガーグローブだったら」、朝倉海「簡単じゃないけどやってみたい」

 大晦日に右の拳を骨折した朝倉海は、復帰を「6月か7月、夏くらい」と語り、魔裟斗とのYouTube対談で、「(立ち技挑戦を)求める人が多ければ面白いかもしれない。簡単じゃないし、かなり厳しいとは思うんですけど、やってみたいという気持ちは多少あります」と語っている。

 兄の朝倉未来は年始に「ずっと自分にプレッシャーのかかるような挑戦をし続けていかないといけない人なんだなと気づいた。今年は人生で一番頑張る年にしようと決めました」と語っており、榊原CEOは、この日の取材で、未来の2022年の最初の試合について「4月か5月」としている。

 また、自身のYouTubeで、那須川天心と対談した際には、6月大会で「キックボクシングルールでやっても面白い」と意欲を見せ、「オープンフィンガーグローブだったら」とオープンフィンガーグローブ着用のキックボクシングルールでK-1の選手と戦っても面白いと話している。

 果たして、6月のメガイベントで朝倉兄弟の立ち技挑戦はありうるか。

 魔裟斗は、海の対戦候補として、K-1選手と試合をするなら「朝久とか、面白いかもね」とK-1ライト級王者の朝久泰央(朝久道場)の名を挙げている。

 榊原CEOも出席した1月26日の『K-1 AWARDS 2021』で殊勲賞を受賞した朝久泰央は、「榊原代表もお話してくださったように、俺は誰が相手でもどんなルールでも戦う準備ができています。これからもずっと勝ち続けるので応援よろしくお願いします」と、6月の天心vs武尊メガイベントに出撃宣言をしている。

 そして、朝倉未来が戦うRIZINのフェザー級(66kg)に近いのは、K-1スーパーライト級(65kg)で、その王者は山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)となるが……。

 そのほかにも、6月大会出陣を宣言している選手は多い。

『K-1 AWARDS 2021』で最優秀選手賞(MVP)を受賞したK-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は、「6月、武尊君と天心の試合が組まれていますが、僕もK-1代表で出たいです。ラブコールも受けていますし、6月は暇なのでぜひ出させて欲しいと思います」と、参戦を希望。

 具体的に戦いたい相手を問われ、「戦いたいのは外国人選手ですが、武尊vs.天心の日本人対決が組まれた中で、日本人同士と言えばずっとラブコールを受けているシュートボクシングの海人選手はずっと言ってくれているので、それ以外の選手とはやるメリットがない。決まるのであれば、海人選手と僕は何kgでも受けて立ちます」と、シュートボクシングの世界トーナメント王者であり、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者でもある、RIZINにもRISEにも参戦している海人(TEAM F.O.D)の名を挙げている。

 また、大阪のチーム吉鷹での出稽古で萩原京平とも練習しているK-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者・和島大海(月心会チーム侍)は、『K-1 AWARDS 2021』で技能賞を受賞した際に、「素晴らしい賞をいただきありがとうございます。70kgは日本人が少ないんですけれど、K-1ではもう相手がいないと思うので、6月ぜひ、日本人最強を証明したいので出させてください」とコメントした。

 海外選手、日本人の越境対決、対抗戦──6月の『那須川天心vs.武尊』大会は、世紀の決戦以外も熱い戦いとなりそうだ。榊原CEOは「この1カ月くらい下準備をして、春の声を聞くタイミング、3月には皆さんとズバッと発表したい」と語っている。

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