ベイノア「どんな展開になっても打撃を出す」
「ついに来たな、という感じですね。大晦日、楽しみです。ワクワクしています」
――大晦日の印象は?
「自宅にて画面越しに見ていた夢の世界ですので、その世界に自分が飛び込むのは感慨深いですし、まだ夢見心地ですし、ワクワクしているなと。お祭りだなという印象なので楽しみで仕方ないです」
――キックボクシング出身選手がMMAに多く転向する中で、どんな存在感を示したい?
「より多くの方々に注目していただけると思うんですよ。MMAファン、キックボクシングファン、言ったら自分が所属している極真空手の道場製の皆さんですとか、なんなら格闘技に全く関係ない人たちも注目する大会ですので、より多くの人に自分がやっている極真空手と自分が所属しているRISEの強さをアピールできたらと思っています」
――対戦相手の印象は?
「やはり気持ちが強い選手だなと。そしてレスリングに特化している選手だと思います。あと黒いなというのは以前から印象にあったんですが、自分より先にインタビューを受けていてパーマをあてていらっしゃったので。だいぶそういう部分でもキャラが被っているなという印象があります。それと年齢も一緒だということを知りまして、非常に押忍だなと思いました」
「そうですね。撮影してちょいちょいSNSに出てしまうと思いますが、一応秘密でってテイにしていただければと」
――どんな試合展開を予想する?
「前回と同じくですけれども、予想してもいつも同じ展開にならないので予想はしてないです。でも自分はどんな展開になっても打撃を出そうかなと。もちろん立ちからのスタードですけれど、相手が組んでこようが寝技の展開になろうが、自分は打撃をどの体勢になっても出していこうかと思っています」
――前回の試合は逆転勝ちでしたが、苦しむ場面も見られた。その課題をどういう練習で克服してきた?
「やはり相手に勝ちの展開を持っていかせないという。あのまま終わっていたらどうなっていたんだろうっていうのがありますし、自分が15分間、15分より先に終わるかもしれませんが、主導権を握る続けられるような、MMAのルールの中で自分が勝ち続けられるようなイメージの練習はしっかりしてきました」
「そうですね。トータル的にです。自分が主導権を握るためには打撃の展開だと思っているので、その時間をより多くするのはもちろんなんですけれども、今回もそうですがレスリングや柔道をずっとやってきた選手に組みに対しても組みで対抗するのは厳しいと思うんですよ。ただMMAというルールの中では相手が得意な土俵に持っていこうとしても自分の勝ちの展開に持っていけるようにはしてきたので、総合ルールの利点を活かして組みを強化してきたというか、組みが得意な相手の展開になったとしても自分の展開に持っていく練習をしてきましたね」
――前回倒しきった、那須川選手が「たまたま」と絶賛した短い距離での打撃ですが、武田選手が上田幹雄選手と練習してきたということで複雑な気持ち、警戒する部分は?
「上田君は自分と同い年で、小学生の時から自分と同じカテゴリーでトップだったんですよね。空手の世界で世界一になっていますし。自分も直接対戦したことがありまして。それは高校1年生の時なので、正直言って参考にならないんじゃないかなって言うのはあります。空手という意味では一流ですが、このMMAルールの中においては自分の対策という意味で上田選手がいろいろ考えくれたかもしれないですけれど、あまり参考にはならないんじゃないかなと思っております」