ムエタイ
レポート

【BOM】吉成名高が連続KO記録は途絶えるも初の55kgで圧勝して11連勝。柿沼慶、MIKE JOE、レンタ・ウォーワンチャイが新王者に

2021/12/05 21:12

▼第4試合 WPMFインターナショナル・ライト級(61.23kg)王者決定戦 3分5R
〇レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
判定3-0 ※49-46×2、49-47
×リク・シッソー(トースームエタイシンジム)
※レンタが新王座に就く。


 レンタは福田海斗や石井一成が所属するウォーワンチャイプロモーション所属で、ムエタイの本場ラジャダムナンスタジアムにも上がっている和製ムエタイの注目株。アマチュアで約70戦を経験し、9月にはWMCインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦で晃希に初回KO勝ちして王座に就いた。


 リクは2018年9月に高校3年生でWMC日本スーパーフェザー級王座に就いたが、2020年12月の初防衛戦で敗れて王座を失った。その後は2021年10月にロムイーサンをTKOに破り、スック・ワンキントーン・ライト級王座を獲得した。


 1R、両者様子見かと思われたが、レンタは組み付くとヒジを連打。離れてもヒジを打ちに行き、リクもヒジで応戦。レンタが左縦ヒジでダウンを奪うが、その直後にリクが右ヒジで逆襲。レンタはバランスを崩してヒジをもらう。


 2R序盤も激しいヒジの打ち合い。両者いったん離れるとレンタは左三日月蹴りを多用、リクは前蹴り。両者とも機を見てヒジを打ち合う。


 3R、レンタはリクの蹴り足をキャッチすると足払いで大きくコカす。その後も蹴り足をキャッチしての攻撃、崩しを多用。さらに左三日月蹴り。終盤はミドルの蹴り合いとムエタイの試合らしいt展開に。


 4R、リクは右ロー&左インローに狙いを絞り、徹底して蹴っていく。レンタはステップを踏みながら回り込み、左ミドルを蹴り、ヒジを狙うがローをかなり蹴られた。


 5Rもローを蹴っていくリクにレンタがヒジを放つとリクも負けじとヒジを繰り出す。何度もヒジの相打ちが見られ、ヒジとヒジが激しく交錯。その間にもレンタは左ミドルを蹴る。ステップを使って流し気味のレンタへリクはロー、ヒジで仕掛けていくが、決定打を奪うことが出来ずダウンを奪ったレンタが判定勝ちで王座に就いた。

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