▼第6試合 セミファイナル WPMFインターナショナル・スーパーミドル級(76.20kg)王者決定戦 3分5R
〇柿沼 慶(ポゴナクラブ)
KO 1R 2分51秒 ※右フック
×プーパンレック(タイ)
※柿沼が新王座に就く。
柿沼はスーパーウェルター級らしい強打を武器とする選手で、2018年12月に王座決定戦でWMC日本同級王座を獲得すると、翌2019年4月には王座決定戦で同インターコンチネンタル王座も獲得。同年12月には王座決定戦でBOMスーパーウェルター級初代王座に就き、2020年2月に念願のIBFムエタイ世界スーパーウェルター級王座決定戦に臨んだが、古豪レック・エイワスポーツジムにTKOで敗れ世界王座奪取ならず。10月のBOMではムエサイアムミドル級王座決定戦をプーパンレックと争ったがドロー、12月のIMCインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦ではクリスチャン・ジョセにTKO負けを喫した。前戦は9月に緑川創にKO負け。
プーパンレックとは2020年10月のムエサイアムミドル級王座決定戦でドローになって以来の再戦。
1R、体格で大きく上回る柿沼は圧力をかけて前へ出るとまずはボディ、そしてローで攻めていく。プーパンレックはジャブ、左ミドルを出しながらロープを背負って回り込むが、柿沼が左右フックで畳み込んでダウンを奪い、プーパンレックは痙攣して立てず、柿沼が豪快なKO勝ちで王座に就いた。
柿沼はマイクを持つと「今日僕調子よかったですか? 正直、僕は今回で絶対に引退しようと決めていて。ベルトを3本獲って、中川会長に強い人とやらせろと言っていてその後は連敗で。格闘家は強い人とやりたいので負けて引退でもいいからあと1回だけやるかは考えて。多分、やらないと思うんですけれど(笑)。僕はとりあえず休憩するのでポゴナクラブの応援をよろしくお願いします」と、引退かもう1試合やるか微妙な気持ちを吐露した。