▼ライト級 5分3R
〇クレイ・グイダ(米国)37勝21敗(UFC17勝15敗)155ポンド/70.31kg
[2R 1分21秒 リアネイキドチョーク]
×レオナルド・サントス(ブラジル)18勝5敗(UFC7勝2敗)156ポンド/70.76kg
UFC15年目のグイダは2021年は2月にマイケル・ジョンソンに判定勝ち。8月にリオ五輪グレコローマン75kg級銀メダリストのマーク・マドセンにスプリット判定負け。
対する黒帯柔術家のサントスは、2013年TUFブラジル2で優勝。8年で8戦無敗(7勝1分)。20213月の前戦でUFC4戦全勝のグラント・ドーソンに3R ガードで鉄槌を浴びUFC初黒星を喫した。
1R、ベテラン同士の対戦。ともにオーソドックス構え。いつものように身体を振って近づくグイダ。ガードを高く、右ローを合てるサントス。左三日月蹴りを腹に当てたサントスにグイダが後退!
グイダのシングルレッグを潰して右の鉄槌を連打するサントス。グイダは足を掴んだまま動けないが、レフェリーは止めず。サントスはレフェリーの顔を見るが、立ち上がってきたグイダ。サントスはヒザ蹴り! さらに左右ボディ打ちに、グイダの身体がくの字になるも、動くことでレフェリーは止めず。
離れたグイダは右を振ってダブルレッグも、切るサントスはまたも左前蹴り。しかし詰めるグイダはダブルレッグから尻下でクラッチし、テイクダウン! サントスはクローズドガードで残り30秒をしのぐ。
2R、詰めるグイダ。1Rのフィニッシュワークでサントスはスタミナを使い果たしたか、グイダはボディロックから足をかけて前方に崩してテイクダウン。亀で動けないサントスにパウンド連打。バックに回ると、なんとサントスにパームトゥパームでリアネイキドチョーク! サントスがタップした。
試合後、 ダニエル・コーミエーから「なぜ1Rのあんなに鉄槌を浴びて復活できたのか?」と聞かれたグイダは、「いいこと聞くね、チャンプ。それは一言、レスリングさ、ベイビー」と返答。続けて会場観戦した両親に感謝。12月8日に40歳を迎えるグイダは、母親特製のUFCリングとともに記念撮影に応じた。