キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】“平成最後の怪物”花岡竜、ヒジ無しルールの王者でも「ヒジはブンブンで行きます」

2021/11/24 20:11

大学に無事受かったんですよ

──次の試合は『KNOCK OUT』のチャンピオンとして初戦になります。ベルトを獲ってから、気持ちの面で変化はありましたか?

「やっぱり、これからは判定じゃダメだなというところのプレッシャーと、これからまた一層負けられないなというのは、気持ち的にあります。責任感はけっこう感じてますね」

──また今回は、安本晴翔選手も同じ大会でスーパーファイトに出場して、チャンピオン揃い踏みになりますね。

「やっぱりいい形でつなげたいと思っているので、まず僕がKO勝ちして、2連続KOで終わりたいですね」


──インパクトで負けたくないという気持ちは……?

「インパクトは…言っていいのか分かんないですけど、たぶん勝てないと思うので(笑)。すごいインパクトがあるじゃないですか、倒し方とか。なので僕は、地味でもいいからしっかり倒していきたいなと思います」

──目指しましょうよ(笑)。

「いや、目指してはいるんですけど、無理ですね(笑)。練習していても、全然レベルが違うので。なのでKOというところは目指して、頑張ります」

──おそらく今年最後の試合になると思います。ちょっと早いですが、2021年はどういう年でしたか?

「今年は2月の試合で負けから始まってるんですよね。その後はウィサンレック選手とか、強豪とやってきてベルトも獲れた年なので、2021年はいろんな面で成長できたかなと思います」

──一番手応えをつかんだところは?

「前回のトーナメントで言うなら最終的な根性じゃないですけど、絶対勝ってやるっていう気持ちとか、メンタル面で成長できたかなと思います」

──今は高校3年生ですよね。進路は決まってるんですか?

「AO推薦という、面接と小論文の形式で大学に無事受かったんですよ。倍率はけっこう高かったんですけど、合格することができたので、進学する予定です」

──それはおめでとうございます! では3月までは……。

「はい、あとはキックに集中できます(笑)。大学でもキックは続けていきますけど」

──その先が見えていて、いいですね。この試合が終わったらチャンピオンとして年を越すこそわけですし、そのためにもいい勝ち方で終えたいですよね。

「そうですね。最後、最高の勝ち方で終わって、今年を締めくくりたいです」

──安本越えをするぐらいの勝ち方で?

「一応目指しはします。心の片隅ぐらいで(笑)」

──分かりました(笑)。では最後に、今度の試合で一番注目してほしいポイントは?

「前回、ワンデー・トーナメントでベルトを獲ったんですけど、2試合とも判定だったので、『KNOCK OUT』王者として全力で倒しにいくような試合を、見ていただければと思ってます」

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