MMA
インタビュー

【RIZIN】クレベル・コイケが「体重落とせない」「怪我で試合キャンセル」発言の真相、斎藤裕と朝倉未来、日本マットへの想い、そして世界について語る

2021/10/19 19:10

体重のことを言われて、みんなたぶん嘘つきと思ったかもしれないけれど──(クレベル)

――いま山田さんから朝倉戦後、クレベル選手はコロナの影響で隔離生活となり、道場も閉鎖されたと聞きました。コロナの濃厚接触者になったのは、ジムでの練習でしょうか。

クレベル ……妻と3人の子供のうち、2人に陽性反応が出たんです。日常生活であれだけ気を付けていても、かかっていた。僕もPCR検査を何回か受けたけど陰性だった。でも家族に陽性反応が出て、練習は出来ないです……。

――それは……一緒に暮らわけですからどうすることも出来なかったと思います。国内の感染者の累計は170万人を超えています。繰り返しますが、コロナはいつ誰がかかってもおかしくないですし、責められることではありません。

クレベル その時の体重のことで、みんながたぶん“嘘つき”と思ったかもしれないけど、ほんとうに、練習が出来なかった。その後で怪我をしたことは、斎藤選手に対しても、榊原さんにも、何よりファンの方々にも申し訳ないという気持ちです。ただ、いろいろなものが重なって、練習ができなければ体重が落ちない。そういうことでした。榊原さんも悪くない。今まで自分たちからは発表してなかったのは、妻や子供のこともあったし、喧嘩をしたくないから……。

山田 奥さんと子供のことでもあったから、発信してきませんでした。でも今回は本人が公開してもいいというなら……。

クレベル 最後に一番問題になったのは、やっぱり怪我なんです。怪我が無ければ11月の試合に間に合わせることが出来ました。

――足の怪我はどのような状況で起きたのですか。

クレベル 柔術のトレーニング中でした。バックを取って足を組んだときに相手の足でダブルロックされてアンクルロックになった。これまでも何回もそのポジションに入られたことはあるけど、怪我になったことはない。もう本当にたまたまタイミングだけ。事故としか言いようがない。

――全治はどのくらいと診断されましたか。

クレベル 1カ月。1週間か10日くらいで治ればと思ったけど、みるみるうちに足が黒ずんでパンパンに腫れた。靭帯を損傷していました。固定して歩けるようになったけど、軸足を痛めたから蹴りの練習は出来ない。ステップを踏む打撃、サンドバッグ、柔術……ハードな練習が出来ない。歩けても体重を落とすために走るのはやっぱり痛かった。すごい痛かった。サンドバッグを蹴ることは無理でした。

――怪我をしてしまったとき、どう感じましたか。

クレベル 今回はタイトルマッチまであと一歩だったから、本当にすごいショックでした。とてもリスクがある試合で、大事な試合で、万が一負けた場合でも、後から怪我をしていました、とは言いたくないし、後悔したくない。これまでMMAだけでも34試合して、減量が出来なかったのは1回だけ。日本じゃなくて、KSWのときに。

──あのときは、ポーランドまでの渡航に24時間かかり、マイナス3度で雪も降っているなか、現地に行く前に聞かされていたホテルにバスタブが無かったことなどもありました。

クレベル お風呂で水抜き出来ると聞いていたのが出来なかった。あれは辛かった。でも、いつもKSWでは、自分を狙う“ライオン”ばかりと戦ってきた。日本では、お風呂もあっていろいろ出来る。体重もいつもクリアしてるし、自分が減量できないことは、足を使えないこと。走れない身体で練習も出来ていなくては試合が出来ないです。

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