▼第7試合 WMOインターナショナル・スーパーライト級王座決定戦 3分5R
○マキ・チャーチャイ(タイ/真樹ジム愛知/ISKA世界スーパーライト級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級3位)
判定2-1 ※49-48×2、48-49
×鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
※チャーチャイが新王座に就く。
チャーチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級3位で、戦績は126勝40敗5分のサウスポー。2020年12月の『ホーストカップ』で大石駿介と引き分け、7月の再戦では3R43秒、ヒジ打ちによるTKOで大石を破り、ISKAムエタイ世界スーパーライト級王座を奪取した。
鈴木は2005年にプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2018年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。2020年2月の『KNOCK OUT』ではタップロン・ハーデスワークアウトと対戦したが、判定で敗れた。今年5月にはセーンアティット・Y'ZDと引き分け。タイ人選手からすっきりとした勝利をもぎ取りたいところだ。
1R、鈴木が左ローを集中打。フェイントを混ぜながら右ローも蹴る。チャーチャイは淡々と左ミドルを蹴って様子見か。
2Rになるとチャーチャイが圧力を強め、首相撲を仕掛ける。鈴木が右ボディストレートを強打すると、チャーチャイは怯んだ様子を見せる。しかし、チャーチャイはヒジ連打で反撃、鈴木もヒジの連打を当て返す。
3R、チャーチャイは徹底した首相撲を仕掛けてヒザとヒジで勝負に出る。鈴木もヒザ、ヒジを返すが、組んでの展開はやはりチャーチャイが優勢。
4R、左ミドルを当てては組んでのヒザに持ち込むチャーチャイ。抜群の試合運びの上手さを見せる。逃げ切りを狙って流し始めたチャーチャイに鈴木は左ロー、パンチも混ぜて攻撃を当てていく。
そして5R、右ロー、右アッパー、ハイキックと手数を出し続ける鈴木に、チャーチャイは流しながら組んでのヒザ。徹底して鈴木の攻撃を寸断していった。