再戦? いいことだ。自分がライト級のベルトを持っていて、世界チャンピオンなんだ
──AJとの試合を終えてどのように感じていますか。
「彼の夜だった。彼は素晴らしかった。頭を蹴られてほとんど自分はKO寸前で、最後にはフィニッシュされた。つまり、彼が最高だったということ。おめでとう。今や彼がチャンピオンだ」
──彼の速さや強さ等、印象として驚きや発見はありましたか。
「いや。分かっていたこと。あれはミステイクだった。よくやってしまうこと。そして彼が完璧だったということ。試合を見返して、自分は落ちて(失神して)いないし、腕をこう振っていて、最後まで戦い抜きたかった。それが自分の思っていたことだ」
──今後について。145ポンド(フェザー級)でやるのか、155ポンド(ライト級)王座についてはどうするのでしょうか。
「負け知らずでたくさんの不安を抱えるようになっていた。今日は自分にとって新しい日だ。何と言うか、違う感覚がある。もっとラッシュしたいかなと思ったり、(息子の頭を撫でながら)息子や、妻との時間を楽しみたいなと思ったり……ともあれ、もっと強くなって戻ってくるよ。それは自分でも分かってる」
──この敗戦で火がついて、この先へのモチベーションが高まったりもしますか。
「自分はいつだってモチベーションは高い。2004年にデビューして、ものすごくたくさんの戦いに身を捧げてきて、今回もそうだ。いつだってハングリーだけれど、今は休み……、いやちょっとだけ休むことが必要だ」
──息子さんの目の前での敗戦について、どのように語りましたか。
「息子にはすでに伝えていることとして、『息子よ、今日は最悪の日だけど、それは人生の一部なんだ』って。自分にとって、彼がハッピーでいることが……、つまりね、彼はまだよく何が起きているか分かっていないんだけど、でもこのことを思い出す日が来る。家族とともにいて、カオスに巻き込むことになっても、やっぱり愛し合っている。それは素晴らしいことだよね」
──フェザー級のベルトを奪った相手と、ライト級でも戦ってやろうという気もありますか。
「彼がそういうようなことを言っているよね? いいことだ。彼はフェザー級で俺を倒した。彼は体格があるから減量が大変なのも分かるし。まあ考えてみるよ。自分が(ライト級の)ベルトを持っていて、自分は世界チャンピオンなんだ」
(ここでマネージャーのエリック・アルバラシンが割り込んで)
エリック 彼は10年以上、このBellatorでやってきて、“チャンプ・チャンプ”であり、偉大なファイターであるにもかかわらず、なぜ彼が挑戦者のホームタウンで試合をしなきゃならない? Bellatorで生まれ育ったマッキー父子がホームでやって、99%が彼らに肩入れするに決まってる。だから次は、ブラジルでやろうぜ。1回くらい、チャンピオンのためにブラジルで開催してみてほしいものだ。
──いまの言葉を受けてパトリシオは?
「そういうもんだって分かってるから、自分は気にしてないよ」
エリック 36時間かけて米国に来ているこちらの苦労を味わってもらう機会があってもいいだろう……。
「彼が自分のコーチである理由がこれだ。賛成するよ、ありがとう」
──最後にパトリシオ選手からメッセージを。
「応援してくれたみんな、ありがとう。母は泣いていたし、最悪な日になったけど、このスポーツをやり続ける。またやろう」