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インタビュー

【Bellator】敗者にして王者は何を語ったか。パトリシオ“ピットブル”『息子よ、今日は最悪の日だけど、それは人生の一部なんだ』

2021/08/03 11:08
【Bellator】敗者にして王者は何を語ったか。パトリシオ“ピットブル”『息子よ、今日は最悪の日だけど、それは人生の一部なんだ』

(C)Bellator

 2021年7月31日(日本時間8月1日)に、米国ロサンゼルスのザ・フォーラムにて有観客(ノーマスク)で「Bellator 263: Pitbull vs. McKee」が開催され、メインで「Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝」(5分5R)が行われた。

 優勝者に100万ドル(約1億1千万円)の賞金が与えられるフェザー級級GPの決勝戦は、同級王者のパトリシオ・フレイレ(ブラジル)に、AJ・マッキーJr(米国)が挑戦するタイトルマッチを兼ねて行われた。

 試合は1R 1分57秒、AJが左ハイを効かせて左右ラッシュ、最後はギロチンチョークを極めて一本勝ち。二階級王者のパトリシオはフェザー級のベルトを手放し、GP準優勝となった。

 ロングビーチ出身のAJのホーム、パトリシオにとっては完全アウェイのなかでブーイングも受けた“ピットブル”だが、試合後の会見では「彼が最高だったということ。おめでとう。今や彼がチャンピオンだ」と、素直に勝者を讃えた。

 2017年4月から7連勝。ダニエル・ストラウス、ダニエル・ウェイチェル、エマニュエル・サンチェス、マイケル・チャンドラー、フアン・アーチュレッタ、ペドロ・カルバーリョ、2度目のエマニュエル・サンチェス戦に勝利、そして今回のAJ戦での敗北。すべてが「タイトルマッチ」という心身を削られる戦いのなかで、パトリシオは、「いつだってハングリーだけれど、今はちょっとだけ休むことが必要だ」と、休息を示唆している。

 ブラジルから米国入りし、妻、息子らとともに決勝の大一番に臨んだ。

 家族の目の前で王座陥落の姿を見せたが、愛息には『息子よ、今日は最悪の日だけど、それは人生の一部なんだ』と伝えたという。幼な子は父の敗北をまだよく理解していないものの、「でもこのことを思い出す日が来る。家族とともにいて、カオスに巻き込むことになっても、やっぱり愛し合っている」と、敗北も人生の一部として受け入れ、「もっと強くなって戻ってくる」と、再び立ち上がる姿を見せたいと語った。

 試合後の会見での一問一答、そして母国の英雄アイルトン・セナの言葉を引用したパトリシオのコメントは以下の通りだ。

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