▼第5試合 ライト級5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
[判定3-0]※20-18×3
○岡澤弘太(佐山道場)
5月後楽園ホール大会でも話題となった佐山道場勢が再び修斗に参戦する。
前回大会では平沼ヤマトが柔道トップレベルの実力を十二分に発揮し、アマチュア修斗のトップファイター村山大介を相手に組み技以外でも積極的な打撃を見せ、判定勝利。そのポテンシャルの高さを披露している。
今大会では、岡澤弘太(佐山道場)の参戦が決定。岡澤はこれまでにPANCRASEやZSTなどの国内プロモーションで29戦のキャリアを誇り、シュートボクシングでアンディ・サワーとも対戦(1R KO負け)している。またZSTのグラップリングマッチ「GT-F ライト級トーナメント2008」では後の修斗世界王者の川名雄生を腕十字で破っており、今回佐山道場移籍第一戦でどんな試合を見せるか。
迎え撃つエドモンド金子(BRAVE)も約3年ぶりの修斗復帰戦。相撲仕込みの四つ組みの強さと腰の重さ、乱打戦にも付き合うタフさを武器に派手な選手ではないが最後まで諦めずに戦うエンドレスファイトを繰り広げている。
差し合いになった時が勝負の分かれ目となるだろうが、押さえ込みからのサブミッションは柔道二段、柔術黒帯の岡澤が有利だろう。スタンドでエドモンドが乱打戦に持ち込んだ時に試合がどう動くか。岡澤の佐山道場仕込みの打撃にも注目したい。
世界王者・川名雄生を筆頭に環太平洋王者キャプテン☆アフリカ、西川大和、太尊伸光、田中有の上位陣に加え、マックス・ザ・ボディ、菅原政和、ヨシイノウエ、宮路智之などランキング外の選手も充実してきたライト級戦線。岡澤の参戦、エドモンドの復帰でさらに活性化するか。
1R、左フックを効かされた岡澤だが、テイクダウンを奪うと腕十字。回転して逃れる金子。2Rも打撃で優勢に立つ金子だが、テイクダウンを奪われると岡澤にポジションをキープし続けられる。判定3-0で岡澤が勝利。