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レポート

【UFC】ディラショーがサンドヘイゲンにスプリット判定勝ち「タイトルマッチを」。パイヴァがフィリップスに、バーバーがマーヴェリックに競り勝つ

2021/07/25 08:07

【セミメインイベント】

▼バンタム級 5分3R
〇ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)21勝3敗(UFC3勝2敗)135.5lbs/61.46kg
[判定2-0] ※29-28×2, 28-28
×カイラー・フィリップス(米国)9勝2敗(UFC3勝1敗)135.5lbs/61.46kg

 バンタム級14位のフィリップスと、フライ級12位のパパイヴァ。パイヴァは一時はマネル・ケイプの対戦候補に挙がった選手。当初はハファエル・アスンサオと対戦予定だったが、6月下旬にアスンサオが負傷欠場。代役としてバンタム級初戦に臨む。

 1R、ともにオーソドックス構え。フィリップスの入りにステップして右を打つパイヴァ。しかしフィリップスは右を伸ばしてから左をヒットさせるとパイヴァがダウン! パイヴァは立ち上がると逆にワンツーで前に。フィリップスの蹴り足を取ってこかすパイヴァ。

 スイッチから持ち上げてスラムして離れるフィリップスは、右を当ててパイヴァの腰を落とさせる。さらに右ハイから左後ろ廻し蹴り。それを詰めて潰したパイヴァが上に。フィリップスの三角絞め狙いを切り、中腰からパウンドも、フィリップスが下からカニ挟み的に足を挟み草刈りトランジションでサイドへ。立ち上がるパイヴァにさらに左を当てて、しがみつくパイヴァを切り、ヒジ! パウンドラッシュもパイヴァは何とか凌ぐ。

 2R、前に詰めるフィリップスにダブルレッグからバックテイク、何と引き込みを見せるパイヴァ。しかし切ったフィリップスは右ヒジ! しかしパイヴァも右ストレート! グラつくフィリップスを追い右ヒジも。

 フィリップスが前に出てきたところにボディロックはパイヴァ。ここも切ったフィリップスが今度はダブルレッグテイクダウン! 金網背に立ち上がるパイヴァはバックにつかせず正対、突き放す。

 ダブルレッグから脇を潜りバックに回り、突き放し際でヒジを狙うパイヴァ。しかし、この苦しい時間帯にダブルレッグからテイクダウンはフィリップス! 右を当てるとパイヴァも右! ブザーもスクランブルの展開に疲労困憊のパイヴァはマットに手を着く。

 3R、先にニータップはフィリップス。右ストレートをヒット。さらにダブルレッグに入るがパイヴァも差し上げる。なおもシングルレッグも尻を着き捨て身気味になるフィリップス。立ち上がるとパイヴァが右ヒジ。打ち合いの中で右ストレートもヒットさせる。しかし、フィリップスもダブルレッグテイクダウン。

 金網で立つパイヴァ。なおもアタックするフィリップスだが、詰め返すパイヴァにフィリップスは金網背にスイッチ、コブラを狙う。それを潰したパイヴァが上に。ハーフで凌ぐフィリップスは立ち上がり。互いに左右を振りブザー。座り込んだパイヴァに、両手を挙げるフィリップス。

 熱闘の判定は2-0でパイヴァが勝利。1RにTKO寸前まで追い込み、テイクダウンアテンプトも積極的だったフィリップスは厳しい敗戦。2、3Rに有効打を当て、打撃で上回り接戦を勝利したパイヴァは「タフな試合だったけど、前に出続けてよかった」とポルトガル語通訳→ユライアの英語という形で語った。

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