キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】前口太尊が引退試合で森井洋介の回転ヒジで壮絶に散る、緑川創は憂也とドロー、HIROYUKIが鮮やかハイキックKO

2021/07/22 21:07

▼第2試合-56kg契約 3分3R
○岩城悠介(PCK連闘会/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×児嶋真人(DANGER GYM Feet KOK/イノベーション・スーパーフェザー級6位)


 岩城は宮城県出身で、東北のキックボクシングイベント『聖域』の王者。2013年7月には“キックのカリスマ”立嶋篤史に高校生ながら戦いを挑み、引き分けている。タイのテレビマッチでKO勝ちを収めると、わずか一週間後には急遽『KNOCK OUT』参戦で“世界最高峰王者”ヨードレックペットと対戦した経験を持つ。2019年8月にはWPMF世界スーパーフェザー級王座決定戦で、グリアングライ(タイ)を初回KOして王座を獲得。


 当初、岩城は山浦俊一(新興ムエタイジム)との対戦が決まっていたが、山浦が体調不良のため欠場。代わって岩城と対戦する児嶋はイノベーションのランカーとして活躍し、10勝(2KO)12敗1分の戦績。両者は過去2度対戦し、2度とも岩城が勝利を収めている。


 1R、サウスポーの児島に岩城は右ミドルを蹴り、ワンツーから接近すると右ヒザ。児島はガチャガチャとした独特な動きで前へ出るが、次第に岩城の左ヒジ、ワンツー、右ミドルに後退。岩城が右ストレート、右ボディストレートを当てていく。


 2Rは息を吹き返した児島がパンチを出しながらどんどん前へ出ていくが、岩城が左ボディを打つと後退。岩城はワンツー、左右フックを放つと左右ボディで徹底的に攻める。後退する児島はロープを背負わされての右ストレートをもらう。


 3Rも左右ストレートで前へ出る児島だが、ボディを打たれる。岩城の右ストレート、左ミドルを受けても児島は前に出てワンツーを打ち続けるが岩城の右アッパー、左フックをもらってしまう。それでも前に出て攻める児島のパンチはもらわず、岩城がパンチを当て続ける。


 判定3-0で勝利した岩城は「久々の試合だったんですが児島選手の気持ちが強く、押されてしまって倒し切れずつまらない試合になってしまってすいません。ライト級戦線が層が薄くなっているので、ここから名乗りを上げて盛り上げていきます」とアピールした。

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