キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】前口太尊が引退試合で森井洋介の回転ヒジで壮絶に散る、緑川創は憂也とドロー、HIROYUKIが鮮やかハイキックKO

2021/07/22 21:07

▼第4試合 -53.5kg契約 3分3R
○HIROYUKI(RIKIX/元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者)
KO 2R 2分58秒 ※右ハイキック
×鳩(=あつむ/TSKjapan/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者&WMC日本バンタム級王者)


 HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。今年2月に『RISE』に参戦したが、風音に判定3-0負け。


 鳩はムエタイで合計5本ものベルトを獲得するなど試合経験を積んでいるが、4月のRISE参戦では金子梓に判定2-0で敗れている。両者とも本来のヒジありルールで再起の勝利を狙う。


 1R、HIROYUKIは右ローを狙い撃ち。鳩はパンチを出しながら前へ出るとヒジを打つ。鳩が入ってくるところにHIROYUKIは右を合わせに行き、組むと投げを打ち、またはヒジ打ちを繰り出す。


 2R、HIROYUKIの右ストレートに鳩は左の縦ヒジで対抗。左右フックの強打とヒジを思い切り叩きつけてくる鳩だが、HIROYUKIは距離を保ち、入ってくるところに左からの右フックを合わせてダウンを奪う。残り10秒、左三日月蹴りを蹴ると見せかけての右ハイキックが見事に決まり、HIROYUKIのKO勝ちとなった。


 HIROYUKIは「いいKO勝ちだと思います。もう帰りたいですね。あと先輩の試合と引退試合があるのでしっかり見てから帰ります。9月にも大きい大会が決まっているので、また頑張りたいと思います」と淡々と勝利者インタビューに答えた。

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