キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】前口太尊が引退試合で森井洋介の回転ヒジで壮絶に散る、緑川創は憂也とドロー、HIROYUKIが鮮やかハイキックKO

2021/07/22 21:07

▼第5試合 -70kg契約 3分3R
△緑川 創(RIKIX/元WKBA世界スーパーウェルター級王者&第8代日本ウェルター級王者)
ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29、29-29
△憂也(魁塾/第2代DEEP☆KICK-65kg王者)


 緑川は2005年デビューのベテランで、新日本キックボクシング協会でミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。K-1 MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持ち、国内ミドル級最強の一角として長く君臨している。昨年7月よりRISEに参戦し、ウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアから2度ダウンを奪い強さを見せつけるも、その後は海人、憂也に連敗。今年2月には『NO KICK NO LIFE』で高木覚清に判定勝ちを収めて連敗をストップさせると、6月の『RISE』でも宮城寛克に勝利。


 憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。しかし、今年2月のRISEでは“ブラックパンサー”ベイノアに延長戦の末に判定で惜敗。


 1R、緑川の右ローに憂也はジャブで対抗。憂也が3連打の右ストレートを当てれば、緑川も左フックを当て返す。右ローを蹴っていく緑川は憂也がパンチを打ってくると必ず左フックを打ち返す。


 2R、憂也が入ってくると左フック、ヒジを繰り出す緑川。緑川はボディストレート、右ローも放ち、憂也をなかなか近付けさせない。しかし、打ち合いになると憂也が右フックをヒット。緑川も負けじとパンチを返していく。


 3Rも緑川は右ローを蹴り、憂也が右ストレートを繰り出すと右フックを合わせに行く。前に出る緑川が右ストレートからの左フックをヒットさせ、ボディも打ち、右ローを蹴る。憂也はヒジで応戦するが、緑川が手数を出して前へ出る。憂也が顔面ヒザでグラつかせれば、緑川はすぐに前蹴りで憂也を突き放す。


 一進一退の攻防はドロー。緑川のリベンジはならなかった。

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