▼セミファイナル 第6試合 フライ級 5分3R
〇関口祐冬(同級世界10位/修斗ジム東京)
[判定3-0] ※29-28×2, 29-27
×西村大地(BLOWS)
セミファイナルでは、もう一人の世界ランカー、10位の“トリックファイター”関口祐冬(修斗ジム東京)が出場。堅実な試合運びが信条の西村大地(BLOWS)と対戦する。
西村は、4.18 沖縄大会での宮城友一戦で2年10カ月ぶりの黒星となる判定負け。今回は連続でランカーとの対戦となる。一方の関口は世界ランカーとして真価の問われる一戦となった。スタイルの全く違う両者が負けられない試合でどう戦うのか? 2020年7月の大阪大会で西村は、現在世界ランキング2位にまで躍進した宇田悠斗をドローに持ち込んでおり、相手の良さを消す西村ワールドに関口がハマる可能性もあるだろう。リングでの試合が吉と出るのは関口か? 西村か? 3R戦。
1R、水面蹴り、後ろ蹴りを見せる関口に、オーソドックス構えでボディロックテイクダウンは西村。左で差して片足を抜くと、関口に背中を着かせ細かくパウンドする。
1R、水面蹴り、後ろ蹴りを見せる関口に、オーソドックス構えでボディロックテイクダウンは西村。左で差して片足を抜くと、関口に背中を着かせ細かくパウンドする。
2R、右で差して後方に投げは西村。際で上を取れなかった関口は下になるが、西村は尻下でクラッチも引き出せず。コーナーを背に立つ関口は首相撲ヒザ! スイッチから左右を当て、西村は頭を下げてガードする。
3R、詰める西村は肩上を巻き込んでボディロックで後方にテイクダウンも捨て身気味に。上になる関口はヒザ蹴り、右を当てバック奪いリアネイキドチョーク狙いも、正対する西村がしつこく組みに。いったんはバックを許し、関口のブルドッグチョークも、首を抜く西村が腰について上でゴング。判定は3-0(29-28×2, 29-27)で関口が勝利。
打撃で優勢に立ち接戦をモノにした関口は、マイクを渡され、「こんな戦い方じゃ上に行けないので話すことはないですね」と語り、リングを後にした。