地元沖縄で敵なしの最強女子中学生・山里真桜(右)がDRAGON GYM期待の女子中学生ファイター二階堂七星に勝利 撮影/安村発
PINK DRAGON「A-LEAGUE 50DX」
2021年5月30日(日)宮城・DBS(ドラゴンボクシングスタジアム)
▼メインイベント(第26試合) セミプロルール 46-48kg ※ヘッドギアなし 1分30秒3R
〇山里真桜(名護ムエタイスクール)
判定3-0 ※三者とも30-29
×二階堂七星(DRAGON)
“キック界の安室奈美恵”と呼ばれる山里は地元沖縄で敵なしの最強女子中学生として知られ、昨年7月のAリーグで女子キッズ48kg以下トーナメント優勝などAリーグでもはや主力選手として活躍。アマチュア戦績は30戦21勝6敗3分。
対する二階堂は、17年のDBSキッズ30kg級トーナメントで優勝し、現在は村上理恵、モニカといった女子チャンピオンを輩出したDRAGON GYM期待の女子中学生ファイターとして注目を集める。アマチュア戦績は21戦11勝9敗1分。
今回は身長、体重、キャリア、年齢と全ての面で上回っている山里に二階堂がチャンレンジする一戦となり、ヘッドギアなしのセミプロルールで行われた。試合前には両者ともにワイクルーを披露。
1R、お互いにロー、ミドルを蹴り合う様子の展開。首相撲の展開では二階堂も積極的に組みにいき、背は低いものの互角に渡り合う。
2R、前蹴り、左ミドルで距離を取る二階堂に、山里はパンチを出しながら圧力をかけて距離を潰しては組んでのヒザ蹴りを当てていく。二階堂は右ストレートからつなげたいが、山里が組んでのヒザで追撃を許さない。
3R、パンチを当てる二階堂に、長身を活かした首相撲の展開で山里が優位に立ち、崩しも見せていく。判定で山里が注目の南北女子中学生対決を制した。