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2021年6月5日(日本時間6日)に米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて開催される「UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Sakai」の公式計量が4日(日本時間5日)、同地にて行われた。
メインとセミはヘビー級戦。
メインでは、元RIZINで現ヘビー級6位のジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)が254ポンド(115.21kg)で計量、対する9位のアウグスト・サカイ(ブラジル)が255.5ポンド(115.89kg)で計量をパスしている。
両者ともに再起戦。11勝2敗(UFC5勝2敗)のホーゼンストライクは2020年7月のUFNでシリル・ガーヌに判定負けして以来の試合。対する15勝2敗(UFC4勝1敗)のサカイは、2020年9月のUFNでアリスター・オーフレイムに5R TKO負けして以来の試合となる。
UFCデビューから4試合連続KO勝利で、5戦目に現王者フランシス・ガヌーにKO負けしたホーゼンストライク。サカイもまたUFCデビューから4連勝しながらも、5戦目のオーフレイム戦で黒星を喫している。どちらが、かつての勢いを取り戻すことが出来るか。
セミでは、13勝9敗(UFC6勝8敗)のウォルト・ハリス(米国)が264lポンド(119.75kg)、21勝6敗(UFC8勝5敗)のマルチン・ティブラ(ポーランド)が251ポンド(113.85kg)で計量をパスしている。
8位のハリスは2020年5月にアリスターに2R TKO負けを喫すると、10月のUFC254でも上下の打撃を受けてアレクサンダー・ヴォルコフに2R TKO負け。2連敗中だ。
対する11位のティブラは『UFC Fight Night 183: Thompson vs. Neal』でグレッグ・ハーディーに2R TKO勝ちして以来の試合で現在UFC4連勝中。2020年2月のセルゲイ・スピヴァク戦以降、マキシム・グリフィン、ベン・ロスウェルにもいずれも判定勝利を収めている。
また、プレリムでは女子フライ級で、元SEI☆ZAのタバタ・ヒッチ(ブラジル/5勝0敗)が緊急参戦でオクタゴンデビュー。マリーナ・モロズ(ウクライナ)の代役として、マノン・フィオロ(フランス/6勝1敗・UFC1勝0敗)と対戦する。
2021年4月のLFAで賭け率-2800というアンダードッグながらショワナ・オルンズビー(米国)を2R TKOに下すアップセットでLFA3連勝をマークし、今回のUFCデビューを決めたヒッチ。SEI☆ZA後は、マッケンジー・ダーンのトレーニングパートナーも務めるなど実力をつけ、MMAでは5勝無敗。
対するフィオロも6連勝中で、うち5試合をTKO・KOでフィニッシュしている。前戦ではUFCデビュー戦のヴィクトリア・レオナルドを右ハイキックを効かせてのラッシュで2R TKO勝ちを収めており、打撃のフィオロvs.組み技のヒッチの凌ぎ合いになりそうだ。
SEI☆ZA出身のUFCファイターはユリア・ストリアレンコに続いて2人目。ストリアレンコはInvictaで勝利後、2020年8月のUFCデビュー戦で強豪ヤナ・クニツカヤに判定負けを喫しており、ヒッチはSEI☆ZA出身初のオクタゴンでの勝ち名乗りを受けることができるか。
同大会の放送は、日本時間6日(日)朝5時(予定)に始まるプレリム8試合がUFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、朝8時開始予定のメインカード6試合を含む全試合がUFC FIGHT PASSでライブ配信される。