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コロナ禍のなか、いよいよ2021年初のナンバーシリーズ開幕戦となる5月30日(日)「PANCRASE 321」新木場スタジオコースト大会に向けて5月29日、前日計量が行われた。
2020年12月13日の「PANCRASE 321」以来、5カ月半振りとなる待望の大会に向け、全選手・コーナーマンが抗原検査をし、陰性結果が出た者から秤の上で計量。マスク着用で距離を保っての撮影となった。なお、次回大会も6月27日(日)「PANCRASE 322」が同所にて決定している。
※放送チャンネル:TIGET LIVE
▼メインイベント 第13試合 フェザー級K.O.P.タイトルマッチ 5分5R
ISAO(NEVER QUIT・65.55kg)第8代K.O.P.王者 ※3度目の防衛戦/26勝5敗
中島太一(ロータス世田谷・65.3kg)挑戦者/1位/15勝11敗1分
2014年にPANCRASEのライト級王座を返上したISAOは、2018年4月に松嶋こよみと対戦し、松嶋のヒザ蹴りによる反則勝ちでフェザー級暫定王座戴冠も、そのヒザ蹴りの負傷で1年1カ月間、長期欠場。2019年5月の「PANCRASE 305」にて、当時・正規王者だったナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)を相手に暫定王者として対戦し、判定勝利。統一王者となっている。
2019年10月に、元PXC元バンタム級王者のカイル・アグオン(米国)を相手に判定2-1のスプリットで勝利。王座防衛とともにリヴェンジ(2017年8月にスプリット判定負け)に成功。2020年7月にノンタイトルでアキラに判定勝利し、10カ月ぶりの試合となる今回は、正規王者として2度目の防衛戦となる。
対する挑戦者の中島は、PANCRASEでプロデビューするとロシアのプロモーション、ACBなど海外団体でも経験を積み、2018年、再びPANCRASEマットへ。2019年にフェザー級次期挑戦者決定戦でカイル・アグオンに判定で敗れたが、2020年2月大会ではロシアのボリス・フェドロフを相手に判定勝利を挙げた。2020年9月大会で堀江圭功(3.21RIZINで関鉄矢と対戦)を相手に「フェザー級 次期挑戦者決定戦」を戦い、スプリット判定で勝利。挑戦権を手にしていた。
サウスポー構えのISAOに、オーソドックス構えの中島。ともに打撃巧者で、ケージレスリングも強い。5分5R=25分間を戦い抜くスタミナも持ち併せた両者はどんな試合を見せるか。
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