▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子45.0kg契約 2分3R
×川島えりさ(クロスポイント吉祥寺)
判定0-3 ※29-30、28-29、29-30
〇斎藤千種(白山道場)
川島はアマチュア大会を経て、2018年に東京MXのスポーツ情報番組『BE BOP SPORTS』の企画『PANCRASE REBELS TRYOUT』でKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思のコーチを受け、17歳でプロデビュー。そのデビュー戦では同じ企画でプロデビューしたぱんちゃん璃奈と対戦。2度のダウンを奪われて敗れたが、ぱんちゃんに得意のパンチで鼻血を出させ、最後まで逆転を狙って戦い続けた。
当時はまだ珍しかった“JKキックボクサー”として注目を集めたが、練習中に左手首を骨折したまま試合に出ており(バンテージを巻けば痛みがなく試合には支障がなかったと本人)、試合直後に手術をしたため完治するのに1年を要した。加えて大学受験もあったため、2020年12月に1年10カ月ぶりの復帰戦を行い、ねこ太に判定3-0(29-28×2、30-28)で勝利した。
斎藤は第25回K-1アマチュアチャレンジ女子Bクラス -45kgトーナメント優勝などアマチュアで試合経験を積み、2019年12月のRISE Nova(アマチュア大会)では井之上弥生に勝利している。今回がプロデビュー戦となるサウスポー。
1R、斎藤は前に出て思い切り左ストレートを打ち込む。やや堅い川島は左ストレートをもらう場面が多く、パンチもミドルも空振りが目立つ。ラウンド終了間際にようやく右ミドルをヒットさせた。
2Rは自分から前に出る川島。伸ばす左ジャブ、右ストレート、左右ミドルでどんどん前へ出る。しかし、斎藤の左ストレートをもらって仰け反る。それでも前に出る川島が右ミドル、右ストレート。斎藤は前蹴りで川島の突進を止めようとする。
3R序盤、右のカウンターと右ミドルをクリーンヒットさせる川島。一気に前へ出て攻める川島だが、勢い余ってスリップした斎藤に攻撃を加えてイエローカードが提示される。再開後も前へ出て声を上げながら攻撃する川島。斎藤も打ち合ってパンチと左ミドルをヒットさせる。斉藤の左ミドル、左ストレートに動きが止まる川島。
判定は3-0で斎藤が勝利。サウスポーからの左ストレートを始めとするパンチのコンビネーションの上手さで注目株の川島を破った。