【メインカード】
▼ウェルター級 5分3R
〇ニール・マグニー(米国)170.5lbs/77.34kg
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ジェフ・ニール(米国)171lbs/77.56kg
ウェルター級9位のマグニーと、10位のニールの対戦。
1R、サウスポー構えのニール。オーソドックス構えのマグニー。右で差して組むのはノール。右ヒザを突くマグニー、ニールは離れて左ストレートを打ち込む。前蹴りで突き放すマグニーだが、ニールは左ストレートをガード上に突く。組んで離れ際の打撃を狙うニール。
右から左ストレートに繋ぐニール。マグニーも声を挙げながらワンツーから右ハイをガード上に叩く。組んで左脇を潜ったマグニーはスタンドバックから左足をかけてパウンド。すぐに立ち上がるニールが圧力をかける。左右の前蹴りはマグニー。両脇を差すニールを顔を押して離れる。
2R、右ジャブのダブルで前に出るニール。互いに順番に打ち返しのなか、右ストレート、右ミドルはマグニー。左を掻い潜り、脇を潜りテイクダウンはニール。ここも深追いせずパンチを打ち込み離れる。次はマグニーがタックルへ。切るニールは離れる。ワンツーの左で攻めるニールに、シングルレッグに入るマグニーは左足を両足に挟んで着地させるとバックテイクへ。
しかし正対するニールがおっつけて離れる。ワンツーローのマグニー。右で差すニールも攻撃できず。終了間際、押し込み右ヒジを振ると、左ストレートを最後に入れる。
#UFCVegas26 Official Result: @NeilMagny (29-28, 29-28, 30-27) defeats Geoff Neal by Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) May 9, 2021
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3R、先に左ジャブで中央を取るマグニー。押し戻すニールに右の蹴りで突き放すマグニーは手数も多い。右ジャブを上下に突く。ダブルレッグの動きも織り交ぜる。ワンツーから組むのはニール。首相撲から突き放すマグニーは左ジャブを連打。手詰まりになったニールにマグニーはダブルレッグから左で差してテイクダウン! すぐに立ち上がるニール。マグニーの組みを切るが、動きが鈍る。
頭が下がりがちになるニールを首相撲にとらえるマグニー。ニールは金網に詰めると左ストレートを振るが単発。最後はマグニーがケージ背にしながらもテンカオ、前蹴り、右ストレートを打ってブザー。判定は3-0で中盤以降を制したマグニーが勝利。ウェルター級で18勝目をマークし、MMA戦績を25勝8敗とした。マグニーは2021年1月の前戦マイケル・キエーサ戦の判定負けから再起を果たした。ニールは2020年12月のステフェン・トンプソン戦の判定負けに続く2連敗となった。
◆マグニー「ビセンテ・ルーケが自分を試すには最適な相手かもしれない」
「最高の試合だった。ジェフ・ニールは間違いなくタフな対戦相手だよ。あいつがトップ10にランキングされているのには理由があるってことだ。バランスの取れたファイターだし、パワーもある。ああいうヤツを相手に勝利できて本当によかった。最高だよ。今回の試合はトレーニングに満足できなかったことが大きな役割を果たしたと思う。試合の行方を見守ることもできたけれど、自分が率先して主導権を握りにいった結果が勝利につながったと思っている。
一番、調整が必要だったのは相手の攻撃的なレスリングへの対応だ。向こうが打ってくることもクリンチを仕掛けてくることも予想していなかった。自分がアンダードッグなのは分かっていたけど、自分の力を発揮して、疑い深い人たちが間違っていることを証明するときだと思ったんだ。ひとつの山を越えればまた別の山が来る。ジェフ・ニールは確かに大きな山だったけど、それが最終ゴールじゃない。自分が目指すところにたどり着くためには、まだまだやるべきことがたくさんある。すぐに戻って改善し、この階級のトップに立てるようにがんばる。次の相手はきっとトップ10の誰かだろうね。ビセンテ・ルーケがいい感じに連勝を重ねているよね。トップ5に近いところにいるし、自分を試すには最適な相手かもしれない。家に帰って息子を抱っこするのが待ち遠しい。家族で過ごす初めての母の日だからね。妻と息子と一緒にお祝いできるなんて楽しみでしょうがないよ」