女子MMA史上最大の出血試合か!? ダウンの応酬の末、カットされたゲラルドが勝利に号泣
第2試合では、女子MMA史上、最も出血の多い試合の一つと言われた試合が行われた。
メキシコのニコル・ゲラルドはアマチュアMMA2勝1敗。国際総合格闘技連盟であるIMMAF-WMMAAで2勝1敗の戦績を持つ。
対する米国のリーナ・ノーヴィルは、アマチュアMMA4連勝後にプロとなり、LFAで1R KO負け、Combate Globalで判定負けと、まだ勝利を掴んでいない。
▼女子ストロー級 5分3R
○ニコル・ゲラルド(メキシコ)
[判定3-0]
×レーナ・ノーヴィル(米国)
ともにオーソドックス構え。ワンツーから右ローを打つゲラルドにカウンターの右ストレートを当て、さらに左・右でダウンを奪うノーヴィル。バックに回ると4の字ロックで背後からヒジを突く。
しかし、抜けたゲラルドが今度はスタンドで右のバックフィスト! ダウンするノーヴィルにすぐにマウントを奪うゲラルドはパウンド&ヒジ!
ゲラルドは右から左の二段蹴りを放つが、それを右ストレートで迎撃するノーヴィル! ダウンするゲラルドにマウントを奪いに行くノーヴィル。スイープするゲラルドの左腕をオモプラッタに極めし、下からヒジ連打! 出血するゲラルドは空いた右手で鉄槌を落とす。
右の額をカットし、大流血のゲラルドだが、縦の動脈のカットはストップが早いものの、横のカットで静脈の場合は、出血があっても続行するケースは少なくない。
顔面を赤く染めながらもパンチを振るうゲラルドにノーヴィルも返り血を浴びながら応戦。
判定は3-0でゲラルドが勝利。血を拭いたゲラルドは、コールに顔を覆い、号泣。激闘を繰り広げたノーヴィルもハグし、笑顔で勝者を称えた。