レイエスの下がりながらの左ストレート、プロハースカのスイッチ左ハイ、右ストレートに注目
身長193cmでリーチは196cmのレイエスに対し、プロハースカは身長193cmでレイエスと同じながら、リーチでは203cmと上回る。
サウスポー構えのレイエスは、バックステップをしながら、あるいはサイドステップで相手をかわしながら後ろ手の左ストレートでダウンを奪うなど、得意の左ストレートをカウンターで打つことに長けている。さらに近距離でのコンパクトな左アッパー、左ミドル、廻し蹴りなど多彩な攻撃を誇る。
強い腰は主にテイクダウンデフェンスに力を発揮するが、UFCデビュー戦のジェレミー・キンバル戦では、ケージ際で体を入れ替え、自らシングルレッグテイクダウン。バックから4の字に足を巻いてエルボーで削り、最後はリアネイキドチョークで極めるグラウンドワークも見せている。ストライカーのプロハースカを相手にテイクダウンを織り交ぜた攻撃も見せるか。
対するプロハースカは、前戦でノーガードのスタンドに危うさを見せたものの、その低い手の位置からの打撃は出どころが分かりにくく、頭を上下にしたレベルチェンジからの右ストレートは相手のレンジを越えて伸びてくる。そして基本はオーソドックス構えながら、オーズデミアをぐらつかせたスイッチからの左ハイ、そして詰めての跳びヒザも大きな武器だ。上下の動きが多く、スタミナ面に難があるが、オッズではランク5位のプロハースカがフェイバリットで優勢となっている。
果たして、プロハースカがUFC2連勝で一気に王座戦線にからむか。それともレイエスが元RIZIN王者をも破壊するか。
会見でのプロハースカとの一問一答は以下の通りだ。