上久保「1位のジョン・リネカーやユサップ、スティーブン・ローマンと戦いたい」
──この試合を終えての率直な気持ちをお聞かせください
「ひとまず試合をすることが出来て良かったなと思いました。(対戦相手の変更で)試合をせずに帰国する可能性も十分にありましたから。無観客であったり、入場曲が自分のものでなかったり、ましてや対戦相手が直前で変更されたのもあってリハーサルだった感が無くもないです。今までと違って試合をした実感は無いです」
──この試合でどんな自分を見せられたと感じていますか?
「ケージの中に入って相手と対峙するまで何があるか分からないという事は身を持って学びました。そして、どんな相手だとしても気を抜く事はなく、丁寧に正しく基本的な事をやり続ける事の大切さを学びました。今回は実は新しい組技のスタイルを試したので、過去の試合と見比べて欲しいなと思っています」
──ミチェル・チャマール選手と実際に対峙してみての感想を教えてください。
「直前に(対戦相手の変更を)知らされてその後に調べたのですが、試合映像はほぼ無く、ムエタイ経験があることと、柔術黒帯ということは分かりました。1Rで仕掛けられたバギーチョークは絞まりこそしませんでしたが、動くことができず試合が膠着してしまいました。彼のやりたい技をやらせてしまった事は反省点です」
──次は誰と戦いたいですか?
「今回は“勝って当たり前の相手に勝っただけ”なので、これといったアピールにはならなかったなと思っています。欲を言うならランキングに入っているような選手、1位のジョン・リネカーやユサップ、それとやる予定だったスティーブン・ローマンは興味があります」