▼第1試合 バンタム級 5分3R
○上久保周哉(日本)
[2R 2分13秒 リアネイキドチョーク]
×ミチェル・チャマール(米国/グアテマラ)
MMA11勝1敗1分の上久保は、2018年7月のONE初参戦から4勝負け無し。前戦は2019年11月にブルーノ・プッチに判定勝ちを収めており、今回は1年4カ月ぶりの試合となる。“永久寝技地獄"の異名を持つ組み力を発揮するか。
対戦相手は、当初ランキング3位のトロイ・ウォーセン(米国)だったが、試合前日に急遽、ミチェル・チャマール(米国/グアテマラ)に変更に。MMA7勝2敗のチャマールは、2010年にBellatorに参戦しブライアン・エクステインに判定負け。現在は拠点とするフロリダのローカル団体で3連勝中だが、前戦は2015年1月にギロチンチョークで一本勝ちと6年間のブランクがある。
ウォーセンが4月22日に、上久保も対戦を望む元UFCのジョン・リネカーとの対戦が決まるなか、上久保は「ウォーセンは自分の立ち位置と実力を知る上で基準となる選手でしたし、とても強い選手なので楽しみにしていた」と悔しさを隠しきれない。鬱憤を晴らすようなファイトを見せるか。
1R、いきなり中央を取り右で差して組んだ上久保。腰に乗せて前方に崩してテイクダウン。今度は左で差してパスガードを狙う。上体を金網で立てるチャマールは立ち上がるが、コントロールしているのは上久保。
ボディロックからテイクダウンを2度。立ち上がるチャマールを背後からふくらはぎを蹴り、小外も混ぜて倒してサイドを奪い、グラウンドヒザを頭に突く。下からバギーチョーク狙いのチャマールは背中を着くが、抜く上久保はチャマールの左手をヒザでマットに釘付けにし、右でパウンドを入れる。コーナーの礒野元氏からは「ダメージ優先で、行けたら行く」と声がかかる。
2Rもいきなり詰める上久保は、左右を突き金網まで詰めてダブルレッグからすぐに脇を潜りボディロックへ。突き放したチャマールにさらに近距離で左右を振り、今度はシングルレッグから前足を挟んで、ボディロックから引き出しテイクダウン! ボディトランアングルで4の字に足を組み、背後からパウンド。ヒジも突く。亀になるチャマールにバックマウントからパウンドさらにリアネイキドチョークを極めた。チョークに何もさせずに一本勝ちした。
5連勝をマークした上久保は、「ノーサプライズ。バギーチョークはタイトだった」とコメント。今後は上位ランカーとの試合が望まれるところだ。
#ONEonTNT2 速報📢
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) April 15, 2021
"永久寝技地獄"こと上久保周哉🇯🇵が2ラウンドにRNCで一本勝ち!ONE無敗キープ、5連勝✨おめでとう👏
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