MMA
インタビュー

【ONE】女子アトム級世界GPに出場する平田樹「最後まで諦めない、疲れた時に“もう一回”っていうのが、練習でも試合でもすごく大事」

2021/04/06 20:04

長身のアリースには手こずるだろうけど──

──グランプリ1回戦の対戦相手であるアリース・アンダーソン選手の印象をお聞かせください。

「長身でリーチも長い選手ですよね。自分は初めてそういう選手とやるので、手こずるだろうなとは思うのですが、やっぱり自分の良いところは出していきたいです。相手も寝技も打撃もできると思うのですが、自分の得意な寝技で仕留めたいなって思います」

──アンダーソン選手の強みはどんな部分だと思いますか。

「負けも少ない(アマチュア6戦無敗、プロ5勝1敗)し、気持ちも強い選手だと思います。打撃の距離感は向こうの方が先に取るんだろうなと思っているので、そこは気を付けようと思って練習しています」

──アンダーソン選手が平田選手の柔道投げの対応策を十分に練習しているということですが、それについてはどう思いますか?

「柔道の投げは出来るだけ使いたくないなと思うのですが、前回もそう言って一番強い柔道投げを使っていたので。できる限りは、使わないようにして、最悪使った時には極め切る」

──アンダーソン選手は経験もあり、ある種ベテランかと思います。一方でONEではデビュー戦になります。そういう意味で”経験”というのをどのように考えていますか。

「確かに向こうの方がキャリアも凄いって周りからも言われるのですが、逆に自分はキャリアがない状態からどこまで出来るのかを皆んなも見たいと思うので、特に気にしていませんね」

――グランプリ全体を見て、出場メンバーをどう思いましたか?

「このメンバーは結構注目を浴びるんじゃないかなと思いました。なかでもメン・ボー選手にやっぱ興味があって、ずっと最近やりたいと言っていました。打撃も気持ちも強くて、自分がそういう選手と戦うとどうなるんだろうと。自分が一番下で、這い上がるだけなんで、どれだけ自分がガムシャラに頑張れるか、自分を試す機会かなと思います」

――日本でも注目を浴びているハム・ソヒ選手の印象は?

「RIZINでの浜崎(朱加)さんとのタイトルマッチが日本の人に一番印象強いんじゃないかなと思います。ROAD FCでの試合の話は(日本では)全然出てこなかったので。ハム・ソヒさんは強いと思いますし、どう強いのかすごい気になって。韓国の選手はメンタルも強いと思うので、どういう人なのか気になります」

――元RIZIN王者のハム・ソヒ選手の参戦で、日本のファンは比較がしやすくなると思います。女子軽量級はONEが強いというところを見せたいですか。

「そうですね。日本の団体のチャンピオンがONEにきたのも大きな話題になったので、もしハム・ソヒ選手が一回戦で負けたら、ONEが強いと証明できると思うし、もし、自分が対戦するチャンスがあって、いい勝負ができたら、海外で戦っている選手のほうが(強い)って見せつけられると、ちょっと思いますね」

──グランプリで、この選手と当たったら厳しい試合になるだろうなと思う選手は、ズバリ誰ですか?

「みんなやっぱり強いので。でもやっぱ日本の団体でもベルトを取っているハム・ソヒ選手が凄く気になるんですけど。それより前にメン・ボー選手とかスタンプ選手とか、みんなそれぞれ強い部分があるので。でも一番っていうなら、ハム・ソヒ選手かなと思います」

――メン・ボー選手やハム・ソヒ選手の打撃をどうとらえていますか。

「トップ選手なので、その辺の女子格闘家と違うパンチ力を持っていると自分的には思うので、普段の練習から殴られ慣れる必要があると思います」

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