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【格闘DREAMERS】レスリングU-23世界王者の中村倫也、高校ボクシング6冠・宇佐美正パトリック、DEEP2戦目で高塩竜司を下した山本歩夢、IGLOOの鹿志村仁之助、RISEからプロシューターの齋藤奨司、勅使河原弘晶に挑戦した元ボクサー入口裕貴も参加

2021/03/18 16:03
 人生をかけて世界一を目指す格闘家の卵たちを追った、格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』がスタートした。  プロ格闘家としてLDH martial artsとの契約を勝ち取るまでのプロセスに、ABEMAが完全密着。事前に実施した番組参加オーディションでは、200通を超える応募が集まり、第1話では、書類審査で選ばれた52名が参加する1次オーディションの模様、そして“地獄の合宿”となる2次オーディション通過者の発表が配信された。  オーディションには、すでにLDHと契約済みで横浜ケージファイト等で経験を積んでいるレスリングU-23世界王者(61kg級)の中村倫也や、2018年の国体ウェルター級で高校ボクシング6冠目を獲得した宇佐美正パトリックも参加。  プロMMAファイターも多く、柔道出身の山本歩夢は2月の『DEEP 100 IMPACT』でプロ2戦目にして高塩竜司を下した新星。12月のプロデビュー戦でも、FKTライト級優勝の斎藤龍之介を大腰で投げてパウンドアウトし“パラエストラ柏の隠し玉”の噂通りの活躍を見せている。  グラップラーとして名を馳せるIGLOOの鹿志村仁之助は、2019年MWJ杯ライト級優勝、PANCRASEで1勝1敗。ZSTのグラップリングトーナメントGTF4予選をリーグ戦2勝1敗で勝ち抜き、本戦出場。準々決勝に進出している。  また、八木敬志はTHE OUTSIDERを経て、中国WLF、Wardog Cage Fightにも参戦。2020年10月のWARDOG CAGE FIGHTウェルター級暫定王者決定戦でダニエル・ゴメスに敗れ、戴冠ならず。ラグビー時代に大阪の名門校・東海大仰星、花園大学でプレーし、ボディメイクの大会にも出場している八木は、マッチョバーの店長として紹介されている。  小見川道大率いるNeo Judo ACADEMYの高木オーディン祥多は、強豪・東海大学柔道部出身。アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフ。SAI-GYMの岡田達磨は、2019年第1回アマチュア修斗エクストラトーナメントライト級準優勝。新潟県央工ではレスリング部に所属していた。  立ち技出身ファイターが多いのも『格闘DREAMERS』の特徴だ。 [nextpage]  FIGHT FARMの齋藤奨司は、2018年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝者。RISEで2勝1敗(1KO)の戦績を残し、2020年のアマチュア修斗関東選手権フェザー級で優勝。プロ昇格を果たしたばかり。  2019年に勅使河原弘晶が持つ東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑戦した入口裕貴はプロボクシング戦績10勝(4KO)3敗1分で引退。MMAに挑戦し、「選ばれた選手のなかでも一番になって行こうと思っています」と意気込む。  阿部隼人もボクシング出身。U-15全国大会優勝の実績を持ち、名門日体大ボクシング部出身。EXFIGHTの柳田龍彌は、空手出身で元プロボクシング&キックボクシング出身のMMAファイターだ。  また、アスリートとして華々しい活躍をみせてきた参加者のみならず、再婚した父のDVから母や自分を守るために強くなりたいと語る漆間將生(総合格闘技道場桂塾)、ほかにも学生時代のいじめをバネに格闘技を始めた者、亡き祖母に格闘家の姿を見せたいと願う者まで、様々なバックグラウンドを持つ人材が集結、プロ格闘家への狭き門を目指してしのぎを削った。  参加者の中でも、ひときわ目を引いたのは「夢はUFCチャンピオン」と語る、最年少参加者の鈴木崇矢(16歳)。小1から新極真会・中原道場で空手に取り組み、KRAZYBEE、EXFIGHTでMMAの練習に励む鈴木は「カラテドリームフェスティバル2019」では、中3男子軽量級で41人が出場したトーナメントを勝ち抜き、優勝を果たしている。中学では陸上部で長距離走も経験しており、たしかなポテンシャルを持つ選手だ。  面接で好きな選手を聞かれた鈴木は、「自分が一番好きです!」と自己愛を覗かせ、「EXFIGHTを体で表現させてもらっていいですか?」と切り込むと、突如人文字を披露するなど、人懐こい一面も。しかし、実技試験では表情が一変。空手出身ながら、跳びつきギロチン、下からの腕十字など、長い手足を活かした華やかな動きで、MMAファイターとしての強さも見せている。  そんな鈴木に対し、メンディーは「リングに上がると全然顔色が違う」と驚き、白濱も「めちゃくちゃスター感があると思いましたね。グループに一人か二人いる、“スター性をもともと持ってるタイプ”の人」と絶賛。RIKUも、「愛される人柄も武器だと思うし、そういうキャラだからこそ豹変したときにすごいエネルギーが生まれると思う」と分析するなど、期待を寄せた。  また、審査を務める高谷裕之と岡見勇信が「根性がある」と評したボクシング経験7年の後藤龍二は、打撃スパーで激しい打ち合いの中、ハイキックでKOされるも、グラップリングでは肩固めで一本を奪取。面談では「格闘技を盛り上げるっと言ってて、あんまりパッとするのがいない。自分がそんな格闘技界を引っ張って行くようなシンプルな強さを求めた人間になっていきたい」と語るなど、存在感を見せている。  体重別でグループ分けされ、面接、立ち技スパーリング、寝技スパーリングと、試合さながらの環境で実施された1次審査を通過したのは、なんと半数以下の19名という結果に。  1次オーディションの様子を見守った白濱は、「できることならここにはいたくないなって思うくらいシビアな場」とオーディションを振り返ると、数原も「自分もボーカルバトルオーディションで身を削りながら戦ってきた経験があるので、フィールドは違えど、分かるなあという気持ちもある」と自身の経験と厳しい1次オーディションを重ね合わせ、今後の展開に注目した。  視聴者から「参加者のポテンシャルが高すぎる」「参加者全員応援したくなる」など、早くも参加者を応援する声が寄せられた『格闘DREAMERS』。特別コーチ・那須川天心による今後の練習の模様も紹介されている同番組は「ABEMAビデオ」にて見逃し配信中で、第2話は3月20日(土)夜9時より配信される。 第一次オーディション結果合格:19名 脱落:33名 【合格者】阿部隼人(21)名津井颯(27)木下悦志(20)鈴木崇矢(16)山内 渉 (21)安永吏成(26)齋藤奨司(26)柳田龍彌(25)岡田達磨(20)後藤龍二(25)源 浩宗 (23)山本歩夢(22)入口裕貴(23)鹿志村仁之助(19)高木オーディン祥多(24)八木敬志(25)宇佐美正パトリック(20)漆間將生(23)中村倫也(25)
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