ONE Friday Fights 164&The Inner Circle 242026年7月31日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信
▼第5試合 ONEアトム級ムエタイ(-52.2kg)3分3R×ノンビア・ラオランチャン(ラオス/Lanexang Gym)TKO 1R 2分03秒 ※レフェリーストップ〇シンイチ・ウォーワンチャイ(エクシンディコンジム)
シンイチ・ウォーワンチャイこと渡邊愼一は西日本のムエタイ名門、石井一成擁するエクシンディコンジャパンで育った俊英。2025年7月に松田虎之介をTKOで破り、ルンピニージャパン認定フライ級王座に就くと、10月にはれいに判定勝ちでBOMフライ級(-50.80kg)王座も獲得した。2026年4月にBOMで西田光汰に判定勝ち、6月にはラジャダムナンスタジアムで試合を行ったが判定で敗れている。ONE FFには今回が初参戦。
ノンビアは2025年2月のONE FFに初参戦。ドイツのマービン・ディトリッヒを1Rわずか53秒、右フックでKO勝ちしている。5月の2戦目ではマレーシアのリファディン ・マスドールに1Rわずか47秒でTKO負け。左右フックでアグレッシブに突進するファイタータイプだ。
1R、右ローの蹴り合い。右カーフを蹴るシンイチは左三日月も蹴る。シンイチの蹴り足キャッチのコカしの後には、ノンビアが左ボディ。シンイチはジャブを突き、右カーフ。ノンビアが前に出てくるところに抜群のタイミングで左縦ヒジをカウンターで合わせ、シンイチがダウンを奪う。
さらにシンイチは右カーフからの左三日月でノンビアを下がらせると、左ボディからの左ヒザ、ダメ押しの左ヒザでダウンを奪う。何とか立ち上がったノンビアだが、シンイチは右カーフ、ノンビアが右フックを大振りしようとしたところに左三日月を突き刺し、ノンビアを悶絶させた。レフェリーがここでストップ。
シンイチがONE初陣を圧倒的なTKO勝利で飾った。
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▼第3試合 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R×ジョハン・ガザリ(米国/マレーシア/Rentap Muaythai Gym)判定1-2〇ラマダン・オンダッシュ(レバノン/Tiger Muay Thai)
19歳のガザリが、親友であり同世代のラマダン・オンダッシュとONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ3分3Rで対戦する。
ガザリはONEとの本戦契約を獲得するために4連勝を飾り、急速に頭角を現してきた。しかし、2026年4月の『ONE SAMURAI 1』では、士門に判定負け。
一方、アリーフ・ソー・デチャパンにONE初黒星を喫したオンダッシュは、前回5月の試合で初めてフライ級に階級を上げた。スリヤンレックに判定勝ちを収め、調子を取り戻したオンダッシュは、試合後すぐにガザリとの対戦を臨んだ。
1R、ガザリがジャブ、オンダッシュは右カーフを返す。左フックを打とうとしたガザリにオンダッシュが左ボディをヒット。両者ローから近距離で左右フックを連打で放つが、互いにボディワークでかわす。ガザリのジャブ、オンダッシュは強烈な左ボディ。オンダッシュのワンツーにはガザリが左ミドル。さらに右カーフを蹴り合う。前に出るガザリだが、蹴り足をキャッチされてオンダッシュのが左ボディをもらう。
ガザリは左ハイ、オンダッシュは左ボディを狙うが空振り。左ミドルハイのガザリには右カーフを蹴るオンダッシュ。両者のスピーディーな攻防に3分間があっという間に過ぎた。
2R、右カーフの蹴り合いからオンダッシュが左ボディ、そして嵐のような左右フックのラッシュ。ガザリは両手を広げて“効いてないよ”のポーズ。再び前に出るガザリの右ミドルをキャッチして左のパンチを出すオンダッシュ。ガザリも右ボディ。縦ヒジを繰り出すガザリだがオンダッシュはかわして左右フック。両者とも至近距離での相手の連打をボディワークでかわす。
ガザリの右ボディストレート、オンダッシュは身体を入れ替えると左ボディから左右フック、さらに左ボディ。それでも前に出るガザリが左ハイ、さらに右ボディストレート。オンダッシュは右ミドルをキャッチして左フックを連打する。さらに左アッパーからの右ヒジ。
3R、ジャブの突き合いからオンダッシュが左ボディ、右を打ち返すガザリだがかわされる。右ミドルを蹴るとオンダッシュがキャッチして左フックの連打。オンダッシュは口からマウスピースが落ち、ガザリはいらだちを隠せない。ガザリが右ヒジ、オンダッシュは左ロー、すぐにガザリが右ストレート。オンダッシュも負けじと左ボディ、右ヒジ。スピードのある両者の打撃が激しく交錯する中、オンダッシュのマウスピースがまたも落ちてついにイエローカード(減点ではなくファイトマネー減額)が提示される。
ガザリの右ローが当たるとオンダッシュのマウスピースがまたも落ちる。オンダッシュは右ストレート、左ボディ、左フックで前へ出る。頭を左右に振ってガザリのパンチをかわすオンダッシュに、ガザリは飛び込んでの左ボディ。ガザリが右ロー、オンダッシュの左フックで倒れるがこれはスリップ。ガザリが右ヒジを放ち、オンダッシュがかわしたところで試合終了。最後までハイスピードの手数が多いバトルが展開された。
判定2-1とジャッジは割れ、オンダッシュが勝利。オンダッシュはコーナーに飛び乗り、狂喜乱舞して勝利を喜んだ。
「神様に感謝します。マレーシアの皆さんにも感謝します。スポンサーの皆さん、ありがとうございます。かなりの接戦でしたが勝ててよかったです。ガザリはリスペクトしています。スリヤンレック戦の後、2カ月休まず練習してきたので今は休みたい。そして母国の近くカタール大会を開催してほしいです」と語った。
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▼第2試合 ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ 3分3R×チョップリチャ・PK・センチャイ(タイ/P.K. Saenchai Muay Thai Gym)TKO 0分19秒 ※右三日月蹴り〇アブダラ・オンダッシュ(レバノン/Tiger Muay Thai)
35歳のベテラン、チョップリチャは、24歳のアブダラ・オンダッシュと、ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ3分3Rで再戦。両者は2024年7月のONE FFで初対戦、チョップリチャが判定2-0でオンダッシュを破った最初の選手となった。
チョップリチャは昨年10月のONE FFでベトナムのフイン・ヴァン・トゥアンをTKOで破り、3連敗から脱出して調子を取り戻したばかり。今回は、ONEの本戦契約選手に昇格したかつてのライバルのリベンジマッチを受ける。
オンダッシュは5月のONE FFでデングリアングライ・シンハマウィンを1R KOで破り、4連勝4連続KOを飾った。現在ONEで8勝1敗の戦績を持つオンダッシュは、チョップリチャへの雪辱を果たし、唯一の黒星を消し去ってONEムエタイ・ストロー級タイトルへの挑戦権獲得を目指す。
1R、チョップリチャはサウスポー。オンダッシュは出会い頭に右ハイキック、続いて右の三日月蹴り。だいぶサイズが大きいオンダッシュがもう一度右三日月蹴りをボディへ突き刺すと、チョップリチャは腹をおさえてしゃがみ込みダウン。そのまま立ち上がることが出来ずレフェリーがストップ。オンダッシュの秒殺TKO勝ちとなった。
「神様に感謝しています。次のレベルに来たと思います。カタールでプラジャンチャイと戦いたいです。カタールは第二の故郷なので」とタイトルマッチをアピールしたオンダッシュには、35万バーツのボーナスが贈られた。
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▼第1試合 ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ 3分3R×サルバドール・ベラスケス・ビジャレロ(メキシコ/P.K. Saenchai Muay Thai Gym/Thai Rooster Team)TKO 2R 2分27秒 ※3ノックダウン〇品川朝陽(エイワスポーツジム)
朝陽・エイワスポーツジムこと品川朝陽は、これまでMA日本キックボクシング連盟フライ級王座、ムエサイアム・イサーン バンタム級王座、ルンピニー・ジャパン スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界同級王座、IMCインターナショナル・フェザー級王座、IPCC世界同級王座、WMCアジア・フェザー級王座、BOM OFGフェザー級王座など数多くのタイトルを獲得。
2021年12月のONE初参戦でジョセフ・ラシリにはKO負けを喫したが、2022年11月のルイ・ボテーリョ戦では判定勝ちで初勝利。その後、試合がなかなか組まれなかったことから2023年7月にONEとの契約を解除し、BOMやRWSなどで戦ってきたが、2025年6月に約2年ぶりのONE復帰でペットプーパーに判定勝ち。しかし、12月にデーングリアングライに判定で敗れた。2026年4月、BOMでペッチャオプラヤーを1RでKOしてタイ国プロムエタイ協会フェザー級(-57.15kg)王座を獲得している。 ビジャレロは20歳以下のラグビーで金メダルを獲得、同カテゴリーで2度の全国チャンピオンにも輝いている。また、大学ボクシングでは7勝6敗。ムエタイでは61kg級のTBAメキシコ王座、66kg級のWBCムエタイ州王座、フェザー級とライト級の国内王座などのタイトルを獲得。リアリティ番組「Supreme Fighter」の決勝に進出し、WCK世界タイトルマッチに2度出場したこともあり、メキシコ国内で同階級屈指のファイターとして認められているという。ムエタイのキャリアは11年で24勝7敗4分。また、ムエタイに専念する前はMMAにも出場しており、1勝3敗。
1R、まずは朝陽が強烈な右カーフを4発蹴る。ビジャレロは組んでくるが、朝陽がコカす。ビジャレロの右ローには左フックを合わせる。ビジャレロのワンツーをかわしていく朝陽は右カーフ。飛び込んで左フックからの右ストレートをヒットさせたビジャレロだが、朝陽は組んでヒザに持ち込む。
離れると再び右カーフを蹴っていく朝陽。ビジャレロの右ボディストレートには右ストレートを返し、飛び込みの左フックも。ビジャレロの右ストレートに右クロスも合わせに行く朝陽。前に出てくるビジャレロは右を強振するが、朝陽は右カーフ。ビジャレロが組んでくると左ボディから左フックを見舞う。ヒットが多かった朝陽か、強打を当てたビジャレロか微妙なラウンドに。
2R、右カーフを蹴って右ストレートを打つ朝陽。前に出てくるビジャレロを右ストレート、右カーフで迎え撃つ。ビジャレロの右ローはキャッチして右を2発。左ミドルを蹴る朝陽にビジャレロは右ストレートで前へ出るが、朝陽は回り込んでかわす。そして得意の左ボディ。朝陽が伸ばした左手の指がアイポークになってしまい試合中断。
再開後、左ミドルを蹴る朝陽はローを蹴り返してきたビジャレロの右足をキャッチしての右ストレートでダウンを奪う。再開後にもう一度同じパターンで2度目のダウンを追加。右カーフを蹴る朝陽にビジャレロは右フックで朝陽のバランスを崩す。ダウンを奪い返そうと前に出るビジャレロへ左フックを叩き込み、3度目のダウン奪取。
朝陽が3度のダウンを奪って見事なTKO勝ち。勝利者インタビューに「得意なパンチが左のパンチなのでKOしたいと思っていたんですが、それまでのダウンを右で取れたのが自信になりました。両方でダウンを取れたのが良かった」と答える。
そして朝陽にとって初となる35万バーツのボーナス。「ありがとうございます。凄く楽しみにしていたので。想像していたことが本当になって凄く嬉しいです」と喜んだ。