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【RIZIN】金原正徳の「カーフキック時代終焉」論とは?

2021/02/24 21:02

カーフキックは蹴り足を掴まれにくい

 通常、「テイクダウンがあるMMAでは、後ろ足に体重が乗っている場合はタックルを切るのがなかなか難しい。だからMMAの選手は前足重心になりやすく、カーフキックがハマリやすいし当たりやすい」と金原は言う。

 MMAにおいて、ローキックとカーフキックの違いは何か。それは硬い脛でもなく、比較的筋肉が厚い太腿でもなく、ふくらはぎの筋肉の薄い部分を蹴るというカーフキック特有の位置のみならず、蹴りの高さの違いにあるという。

「(打点が高い)ローキックだと蹴り足を取ってテイクダウンをされやすいけど、カーフキックは(打点が低く)手が届かないから蹴り足を掴まれにくい=テイクダウンされるリスクが少ないということになります」と金原は解説する。

 一方で、カーフキックを打つ側の弱点としては、「近い距離で前足に体重が乗っている分、後ろ手のストレートを合わされやすい」ことだという。

 大晦日に堀口恭司は、朝倉海のカウンターももらうことなくカーフキックを当てたが、それは「堀口選手のように出入りが速い選手に合わせるのは難しい。ただ、あれは次元が違う選手なので」と、堀口のように遠い間合いから頭の位置を前に傾けずに飛び込んで打てるのは、稀有な例とした。

 では、金原はいかにカーフキックを封じたか。MMAで山本“KID”徳郁に勝利し、KNOCK OUTでもキックボクサーに勝利している元UFCファイターは、上体を立てた、細かなステップで、独自のMMAスタイルで戦っていた。

「僕は基本的に“触らせない”」という距離感。詰められた時には「パンチを合わせたり、カットしたり、組んでさばく」という。

「選手のスタイルにもよるけど、MMAではカットしてしまうとテイクダウンされるので、受けてパンチを返すのが一番いいと思っています。あるいは、(足を引いて)蹴らせないか。でも、下ばかりを意識させられるとスーパーマン(パンチ)をもらうこともある」と、カーフキック対策を明かしている。

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