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2021年4月のRIZIN東京大会からバンタム級日本GPの開催を発表した榊原信行CEOによる「堀口恭司に届こうとするなら、朝倉海も含めて、この16人にラインナップしてくるしかない」の発言に、朝倉海(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネルで「俺は何も聞いていません。正直な感想としては、“何で?” っていう感じです」と不満を表明した。
2月12日、榊原信行CEOは「RIZIN.27」(3月21日・日本ガイシホール)の会見後、バンタム級日本GPについて、「日本人16人でスタートすると、4月東京ラウンド、5月大阪ラウンドで勝ち上がった8人が秋にバンタム級日本GPの準々決勝を行い、大晦日に“堀口を除いた”日本人最強が決まります」と、RIZINバンタム級王者・堀口恭司への挑戦権をかけた戦いを1年をかけて行うと発表。
「堀口にはBellatorのベルトに挑むチャレンジがあるので、大晦日の勝者に“2022年に堀口と戦う日本人”の称号が与えられます」と、日本人が堀口に挑めるのはGP勝者で、その時期も2022年になる、と説明した。
これらのCEOの発言について、朝倉海は「バンタム級、俺の階級ですね。16人トーナメントをやります、みたいなことを社長が会見で言ってたんですけど……正直、俺は何も聞いていません。なので何も分かっていなんですけど、まあ、正直な感想としましては、何で? っていう感じですよ。ぶっちゃけ」と、納得がいかないとした。
それもそのはず、榊原CEOは、今回のバンタム級日本GPへの前王者の参戦について「朝倉海とも話をしたのか」と問われると、厳しい口調で、「いやしていない。嫌なら出なければいい。堀口に届かないだけなので。負けるってそういうことだから。特別扱いはないので。だけど、そのGPにしっかり勝てばもう一度チャレンジ──堀口にも『ここまでやったんだからやれよ』という説得力はあるでしょう。これが一番、海にとっては近道だと思います」と、GP優勝が堀口へのリヴェンジへの「近道」にして関門だと語っていた。