2021年2月9日(日本時間10日)に、バイアコムCBS傘下の「Showtime」との独占契約および上半期の大会スケジュールを発表したBellator。
5月7日(日本時間8日)の「Bellator258」では、現Bellator世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)が、元UFCフライ級1位で現在Bellator2連勝中のセルジオ・ペティス(米国)を相手に初防衛戦を行うことが発表された。
スコット・コーカーBellator代表は、バンタム級のベルトを返上した堀口恭司(アメリカントップチーム)の参戦について、RIZINと交渉していることを明かしている。
2019年11月、右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷により手術を行い、RIZINバンタム級王座とBellator世界バンタム級王座を返上している堀口。2020年の大晦日に、約1年4カ月ぶりの復帰戦で朝倉海を1R TKOに下し、まずはRIZIN王座を奪回していた。
「フェザー、バンタム、ライトヘビー級が三本柱なんだ。グランプリをどう仕掛けるか。そのなかでバンタム級のキョージ・ホリグチの試合についても考えている。ホリグチは素晴らしいファイターで、団体としても彼を大切に思ってるし、私は個人的に彼のことが大好きなんだ。2回もうちのチャンプを倒してくれちゃってるしね」と笑顔で語ったコーカー代表。
続けて、「いまはコロナで、団体がドカッと選手を抱えて日本に行くことが難しいけど、そういう興行は将来的にやりたいとサカキバラ(榊原信行RIZIN CEO)さんとは話をしているよ。ホリグチに関しては別で、Bellatorで──もちろんRIZINを代表してという形なんだけど──今年のどこかでチャンピオンと対戦させるだろうね」と、2021年中に、Bellatorバンタム級王者と、元王者の堀口との対戦を実現させることを語った。
また、コネチカット州アンカスビルのモヘガン・サン・アリーナで行われる今後の大会では、バンタム級王者のフアン・アーチュレッタのほかに、フェザー&ライト級王者のパトリシオ・ピットブルがフェザー級GP準決勝(4月2日)に出場、ヘビー級王者のライアン・ベイダー(4月9日)とライトヘビー級王者のワジム・ネムコフ(4月16日)が、ライトヘビー級GPに出場。そのほか、ミドル級王者のゲガール・ムサシ、ウェルター級王者のドゥグラス・リマ、女子フェザー級王者クリスチャン・サイボーグ、女子フライ級王者のジュリアナ・ヴェラスケスの名前も挙がっている。
女子フライ級には、2019年12月の「Bellator JAPAN」で、3連勝中だったブラジルのイララ・ジョアニをパウンドアウトし、Bellatorとの契約を決めた渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が参戦予定で、米国デビューがいつになるのかも注目される。