キックボクシング
レポート

【NJKF】健太がカーフキックに耐え最終Rに怒涛のラッシュで1年半ぶりの勝利、99戦目の国崇は琢磨の強打でマットに沈む

2021/02/12 21:02

▼第6試合 セミファイナルⅠ 交流戦 57kg契約 3分3R
〇日下滉大 (OGUNI-GYM/NJKFスーパーバンタム級3位)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×リョウ太郎 (=リョウは獣へんに尞/DTS KICKBOXING GYM)


 日下は175cmとこの階級では長身のサウスポーで、2015年4月のプロデビューから7連勝。2017年6月には玖村修平とNJKFバンタム級王座決定戦を争ったこともあり、その後も同タイトルに挑むも王座獲得に至らず足踏み状態が続いている。左ミドルキックが得意。リョウ太郎とは2015年7月の2戦目で対戦しており、2Rと3Rに左ストレートでダウンを奪った日下が判定勝ち。約6年ぶりの再戦となった。


 1R、勢いよくローを蹴るリョウ太郎に日下はワンツーからのヒザ蹴り連打。リョウ太郎が右ストレートをヒットさせていくが、日下もすぐに反撃。リーチで優る日下はワンツー、左ミドル。リョウ太郎は左フックも繰り出すが、射程距離の長い日下のストレートとミドルをもらう。


 2R、日下は左ミドルと左右ストレートの連打でリョウ太郎を入らせず、近付くと組み付いてのヒザ蹴り。左ストレートをもらって仰け反るリョウ太郎。離れてストレートとミドル、近付くと組んでのヒザと日下のペースで試合は進む。


 3Rも同様の展開。日下の長い手足を利した戦い方にリョウ太郎はペースをつかめず、ヒジ、右ストレートを単発で当てるも思うような攻めを出せないまま試合終了。日下の判定勝ちとなった。


 日下は「自分は6月タイトルマッチが決まっていて、今まで3回失敗していますが、こういう状況で戦っている人たちに見てもらいたい」とメッセージを送った。

▼第5試合 ミネルヴァ スーパーバンタム級 2分3R
〇KAEDE (LEGEND/ミネルヴァ スーパーバンタム級2位)
判定3-0 ※29-27、29-28、29-27
×櫻井梨華子 (優弥道場/第3回・第5回K-1マチュア女子55Kg全日本優勝)


 KAEDEはアマチュアで6つのタイトルを獲得してプロ入り。2020年10月の新日本キックでは七美にワンツー、鋭いヒザ蹴りを駆使して好試合を制している。戦績は3勝1敗。前日計量で250グラムオーバーしたため減点1からのスタート。


 櫻井は元全日本キックボクシング連盟ウェルター王者にして、K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント第3位の実績を持つ山本優弥率いる優弥道場に所属し、第3回・第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジ女子Bクラスにて2回優勝しプロデビュー。2020年11月の『BOUT』でKINGレイナとの因縁の再戦を制した熊谷麻理奈から勝利を奪っている。プロ戦績は2勝2敗。


 1R、KAEDEは手を合わせると同時にインロー。ローを蹴っていくKAEDEに櫻井はパンチ主体の攻撃。KAEDEが左ミドルからのバックハンドブロー、櫻井は軽快なステップを踏んで入り込んでくる所に右ストレートを合わせに行くが、KAEDEに組まれてコカされる。


 2R、出会い頭の右フックをヒットさせる櫻井。ステップを踏みながら左右に構えをスイッチさせて右ストレートを打つ。KAEDEは組み付いてのヒザ蹴り。KAEDEのバックハンドブローが奇麗にヒット。櫻井も負けじとジャンプして飛び込んでの右フック。


 3R、飛び込んでの右をヒットさせる櫻井にKAEDEは蹴りから組み付いてのヒザ蹴り。一発目はもらうKAEDEだが、すぐにワンツー、右ミドルで反撃。最後は突進する櫻井にKAEDEがバランスを崩して倒れたが、減点を挽回して判定3-0でKAEDEが勝利した。

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